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彼が幸せなら、遺された者も幸せ


№234 今回紹介するお話

今回紹介するのは、病気と闘いながらも幸せに死んでいったという夫の死去から1年が経ち、その状況と現在の心境を綴った女性の投稿です。

投稿時期に関して
まとめサイトに掲載しているものから2006年2月3日の投稿を確認しましたが、違っていたらごめんなさい。

このお話を元にしたYouTube動画がありましたので、併せて紹介していきます。

投稿内容

去年のはじめ主人が死んだ。

大腸がんだった。

2人の娘を残して逝ってしまった。

腫瘍が見つかってからたったの半年しか生きられなかった。

まだ36歳。

これからだって言うのに。

余命を告げられてからも元気な日は子供たちとたくさん外に出た。

働き虫で子供と接するのが苦手だった彼だが、会社をやめてからはずっと子供と過ごしてくれた。

秋に北海道旅行もした。写真やビデオもたくさんとった。

しかし冬になって見る見る弱っていった。

入院を余儀なくされたが、病室のベッドで子供たちと絵を描いたり、絵本を読んでやったり、プリキュアごっこをしてくれた。

子供たちはまだ幼稚園児だったが、父親が死んでいくということに気づいていたようだ。

その証拠に「パパはもうすぐ天国に行くんでしょ?」ってあどけなく言っていた。

「パパ痛い痛いの?○○がさすってあげる」
「パパの痛いのどうやったら飛んでいくのかなあ」

幼い手で父親のお腹なでながら困った顔をしている娘たちをみて苦笑いしていた。

「パパ大好き。ずーっと大好き。天国に行ってもずーーっと大好きなんだから」

と突然子供たちに抱きつかれ、へらへら笑いながら泣いていた。

子供たちは幼稚園が終わるとすぐに病院に行って夜まですごした。

毎日毎日話をして楽しく過ごした。

意識が無くなる前彼は言った。

「ゴメンな。でも、子供がこんなに愛しいってこと気づけてうれしいんだ」

そう。

彼は幸せに死んでいった。

彼が幸せなら、遺された者も幸せ。

1年たってやっとなんとなくそんな風に思えるようになった。

YouTube

このお話を元に作られた動画がありましたので、一部を紹介します。
※ご紹介する以外にも動画はあるようです。

(2ch)泣き笑いほっこり『LAN』

ゴールデンボールズ【2ch】

さいごに

私のnote記事は営利を目的とはしておりません。
単純に涙した話を皆さんと一緒に共有したいと思い記事にしています。

しかしながら「著作権」などの問題がある場合は削除致しますのでお知らせください。

なお、掲載している画像は いらすとや 様 から頂いています。

最後までゆっくりお付き合いいただきありがとうございます。


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