いっちゃん

ゆるゆると身体メンテナンス

いっちゃん

ゆるゆると身体メンテナンス

最近の記事

ありがとう

と思ってしまうとストレスはあまり溜まらない。 思うようにならない事ばかりがあって、自分の力でどうにもならない時、その不運を恨んだり、他がよく見えたりすることはざらにあるけれど、視点を変えてみるとそんな中でもありがたいことがあったりする。 誕生日はなぜおめでたいのだろう。歳を重ねるとだんだん嬉しいばかりの感情では無くなってきて、祝ってもらっても複雑な心境になったりするのだが、誕生日を迎えられたということは、今年も生きていた、ここまで休まず身体が頑張ってくれた、ここまで生きられ

    • [短編小説] わたしの世界(2)

      いつもの電車をホームで待っていると後ろで学生らしき2人が喋っている。 「昨日昼間にこの線で事故があったの知ってる?」 「えっ?事故?」 「踏切に人が入り込んで急停車した時に網棚の荷物が女の子を直撃したんだって。衝突事故は回避したけど車内で事故ったわけだよ」 「ケガしたの?」 「背中直撃で気失って救急車来たらしい」 「詳しいね」 「誰かがネットにあげてたよ。どこに災難があるかわからないよな」 「しばらく電車に乗りたくないだろうな」 まあ、気の毒に、と思いながら少し網棚

      • [短編小説] わたしの世界

        目を覚ますたびに人は昨日と同じ世界に生きているのだろうか。何事も無く日々が過ぎていくのは奇跡のような幸運の積み重ねなのかもしれない。 じっとりとした蒸し暑い6月、午後からの講義に出るため、身支度を整える。コロナ禍ではほとんどがリモート授業で、朝からパソコンの前に座ってる日も多かった。対面の授業が再開してからは、キャンパスは改めて大学生という身分の確認をさせてくれる場になった。 その日の気分で洋服と髪型を決めるとテキストや化粧ポーチをバッグに放りこんで携帯の画面で電車の時刻表

        • たのしい、本!

          TVの映画紹介で面白そうな邦画の紹介をしてた。 気になって原作の推理小説を読んでみた。 楽しかった。 登場人物は既に配役を知ったせいかイメージがちらついたがその他の情報は完全に遮断して本でイメージを膨らませた。建物、風景、登場人物の表情… 久しぶりに活字を目で追う時間の没入感が心地良い。読み手によって浮かぶイメージは違うだろうし謎解きの手順も違うはず。ラストでの驚きの度合いもどれだけの解に迫ったかで変わってくるだろうし、結末に求めるカタルシスが予想を超えた時は思わず唸る。

          ミセン(未生)  私のNo.1

          ヨン様ブームの時にも韓ドラブームがあったけど、いくら勧められても何故だかどうしても見る気にならなくて、その世界を全く知らなかった。 コロナ禍で在宅時間が増えて動画を見る機会が極端に増えた頃に再び韓ドラの世界に誘われた。 財閥、恋愛、歴史、ザ・韓ドラの数々のラインナップの中、韓ドラ通の友人が勧めてくれたのはそのどれにもあてはまらない人生ドラマ、というジャンルの「ミセン」だった。 まず主人公のチャングレ役のイムシワンがクセの無いイケメンですっとストーリーに入っていけたのが大き

          ミセン(未生)  私のNo.1

          2024年3月、今年も花粉

          早咲きの桜、春爛漫、それがどうした花粉症である。 2月後半から鼻がムズムズ、妙な肩凝りや軽い頭痛がきて、ああ、始まったな、と。 私の春、花粉の春だ。 いつからだろう。春が楽しくない。 朝起きると目がガチガチに固まっているし、肌はカサカサ、目薬でこじ開けた目にひいたアイラインはボコボコになるし、苦労してメイクしたところで、新しい服を買ったところで、外出にはマスクとメガネが欠かせないし好みとか関係なくツルッとした上着を着て、帰ったら玄関ではたき落とし、カバンも上着も玄関に置いて

          2024年3月、今年も花粉

          たのしいヨガ

          右肩が上がらなくなった。 整形外科では、痛み止めと電気治療でやりましょうと言われ、どうしようか悩んでいたら、友達がヨガで直したと言い、ヨガ教室に誘われた。 あんなポーズは絶対できない。運動も全くしていない、と言うと、寝るだけでいいと言うから、本当か?と疑いつつ体験した。 広いフロアを10人だけでゆったり使う。寝るだけのヨガは、ウレタンブロックや大きなクッションなどを使って、仰向けで寝そべったり足を壁に上げてだらんとしたり、丸くなって寝たり、とにかく身体のいろんな部分をリラ

          たのしいヨガ