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たのしい、本!

TVの映画紹介で面白そうな邦画の紹介をしてた。
気になって原作の推理小説を読んでみた。
楽しかった。

登場人物は既に配役を知ったせいかイメージがちらついたがその他の情報は完全に遮断して本でイメージを膨らませた。建物、風景、登場人物の表情…

久しぶりに活字を目で追う時間の没入感が心地良い。読み手によって浮かぶイメージは違うだろうし謎解きの手順も違うはず。ラストでの驚きの度合いもどれだけの解に迫ったかで変わってくるだろうし、結末に求めるカタルシスが予想を超えた時は思わず唸る。

改めて、次、次とどんどん頁を繰らせる文章の力、場面を作り上げる言葉の力に感動する。

映像ももちろん楽しいがそれを受け身なエンタメだとすると小説の楽しさは自分の想像力も参加する参加型エンタメであることかと。

その本を面白く感じるか感じないかも其々の感性との相性なんだろう。それを探るのもまた楽し。

本は頭の中で世界を果てしなく広げる。
いろんなコンテンツを手軽に享受できる今だからこそ、
本が新鮮。


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