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生きることに謙虚でありたい

Noteの記事は週に1回ずつ、月曜日に公開するよう書くことにしている。

私なんかの書くことを是非読みたいと思う奇特な人が果たしているのかどうかは考えないことにして、それでも自分が、
今のサニーサイドを一人前の「学校」にしていきたいという思いや、
この先の日本を、世界を背負う子どもたちに与える教育が少しでもより良いものになりますように
という願いを心に留めながら素直に綴ることを心がけている。

そして、教育を取り巻く問題(イシュー)はいくらでもあるし、言いたいこともたくさんあるから毎週書くことになっていても、特に辛いと思うことはない。今のところは。

今年度は、サニーサイドの幼稚園部の園長と小学部の校長を兼務しているが、やるべきこと、やらなくてはいけないこと、やれていないこと・・・
頭の中はいつも考え事ばかりだ。

しかし、ふと思うことがある。

自分が願うことすべて出来るわけではない。
すべてが思い通りになんかいかないし、病気とか事故にあってこの挑戦もある日終わってしまうかも知れない。
そう考えると、今ある自分に謙虚さを持つことの大切さに気づく。

先日、朝日新聞のとある記事を読んだ。
あまりに悲しいストーリーだ。この記事を読んで涙を浮かべない人はいないだろう。
著作権的にこういう場で、転載していいものかはばかられるが、幅広くシェアされるべき記事だと思うのであえて紹介させてもらう。

不幸にも母親が乳がんにかかり、幼い子どもたちを置いて他界してしまった家族の話だ。

乳がんは、比較的若い年齢でもかかるもので、実は、私の園でも同じようなことが2回あった。
お二人とも、母親として、人として本当に素晴らしい方だったので、人生というものの理不尽さを感じずにはいられなかった。
一体何の言われがあってこんな目にあわないといけないのかと・・・。

あのとても暑い夏の日、出棺の時に当時年少と、小1だった姉妹が「ママー!」と泣き叫んでいたあの光景が今でも忘れられない。

改めて、こういったとてつもなく悲しい現実の中で暮らしている人たちがいるのだと知ると、
私も教育改革だと言って、あれもこれもと欲張ったりするよりも時に足元を見ないといけないと気づくし、
世間の子をもつ親たちもまた、我が子にあれもこれもと期待したり、学校や先生にあれが足りない、これが足りないと不満を口にしてばかりの自分を見つめ直すことが出来るのではないか。

生きることに思い上がってはいけない。

そして、がんは早期発見であれば救われることがほとんどです。若さを過信せず、20代、30代であっても定期的な健康診断を強くお勧めしたいです。

※毎週月曜日に新しい記事を投稿する予定です。良ければフォローして最新記事や過去記事をご覧ください

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