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アンスクーリング日記

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2020年4月の記事一覧

【お金から自由になった学び】

【お金から自由になった学び】

これを書いている今(2020年4月)

お金の"教育"を子供のうちからするべきだという話を

所々で見かけます。

お金を"教育"にした時

そこではどんな内容を教えているのでしょう?

貯金?人生設計?投資?

お小遣い帳をつけて

お金が貯まったら

それはお金について学んだと言えるでしょうか?

未来にお金がどれくらい必要かという

試算を見せたら

それはお金について学んだと言えるでしょう

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【”頭がいい”から自由になった学び】

【”頭がいい”から自由になった学び】

“頭がいい”という言葉の由来について
考えていました。

というのも、英語では
Good brainみたいな表現を
聞いたことがありません。

翻訳機能を使い、
様々な言語を調べてみましたが
“頭”という表現をしているものは
見つかりませんでした。

日本で
“頭のいい”や
“頭の悪い”という言葉は
どのような背景から
生まれて来たのでしょうか。

ところで、
日本で一番”頭がいい”大学と聞いたら

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【熱中から自由になった学び】

【熱中から自由になった学び】

アンスクーリングでは
何かに熱中することを歓迎します。

熱中できること、ありますか?
大人になってから、
自分は何をしたいのか分からない
という声は少なくありません。

子供の頃から、
自分が好きなものを見つけ
それに熱中できることは
幸せだと思います。

熱中しすぎて困ることはなんでしょう?
子供がやりたいことよりも
やらなければならないことが多ければ
時間的制約から、
親は熱中する時間をよく

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【期待から自由になった学び】

【期待から自由になった学び】

アンスクーリングでは
いい意味で子供に期待しません。

子供とはいえ、それは立派な人であり
その人生は子供が主体的に過ごすことを
大切にしています。

どんな子になってもらいたいですか?
という親への質問は、
アンスクーリングの考え方からすると
少し違和感があります。

どんな子になりたいかは
その子本人が決めることだからです。

誰かの期待の中で生きることより
主体性的に選んだ人生の中で生きるこ

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【計画から自由になった学び】

【計画から自由になった学び】

アンスクーリングには
学習計画がありません。

いつ何を学んでも自由です。
暮らしの全ては学びです。

したがって、”計画しなさい”で学ぶことはほとんどありません。

ただ、計画がないことは
計画性がないこととは違います。

学ぶものが自ら持った目標に対しては
それに向かってどのようにしていけば
目標を達成できるかは考えます。

そうした必要があるときは計画を立てます。

その計画に多少の問題があ

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【競争から自由になった学び】

【競争から自由になった学び】

アンスクーリングでは
競争は学ぶ者がしたければします。

遊びを楽しくするために
ゲーム感覚で競争しています。

勝った負けたということより
競争のプロセスが楽しいからしているのです。

これは用意された競争とは違います。

学校での競争の是非について話題になりますが
学ぶ者自身が競争を強制されていると感じれば
それは嫌な競争でしょう。

しかしながら、
競争のプロセスが楽しいからしているのなら

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【結果から自由になった学び】

【結果から自由になった学び】

アンスクーリングでは
子供にこうすれば結果が出る
将来こうなるという
期待はあまりしません。

全く期待しないということはないですが
圧倒的に期待が少ないと思います。

というのも、
その時の好奇心に基づき学んでいくので
結果の期待があって学ぶのではないのです。

したがって
教育したのに期待を裏切られたとか
こうならなかったことを不満に思うことはありません。

そもそも、結果が出る教育とは

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【”子供らしさ”から自由になった学び】

【”子供らしさ”から自由になった学び】

アンスクーリングでは
子供は1人の立派な人として考えています。

大人に話す時と同じように
知りたいことがあれば伝え
予定ができたり、予定変更があったら逐次伝え
約束も大人にするのと同じように守ります。

アンスクーリングの子供達は
黙って大人の言うことを聞くようには
あまりならないかもしれません。
疑問があれば素直に質問します。

娘と家でお菓子を食べていた時のこと。
娘が、
「ここ最近で一番不

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【宿題から自由になった学び】

【宿題から自由になった学び】

アンスクーリングには
宿題がありません。

自主的に学んでいるので
わざわざ宿題を出す必要がありません。

宿題は記憶の定着には
一定の効果があるかもしれませんが
アンスクーリングでは
定着のタイミングも
学ぶ本人次第と考えています。

昨日学んだことを
今日忘れていてもいいのです。
もし本当に必要であれば
また学び、繰り返すうちに
記憶されていくものです。

ある日、アメリカの国旗の星の数につい

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【間違いから自由になった学び】

【間違いから自由になった学び】

アンスクーリングでは
正解か不正解より
どのように正しさを考えるかを大切にします。

まだ知識の浅い子供達が
先生もなしに主体的に学んだ時
間違ったことを覚えたらどうするのか?
という疑問もあるかもしれません。

学校で学んだことや
先生が言っていることが
全て正しいと思うことが
正しさに近いのでしょうか?

知識とは、
学んだらずっとその知識を持つのではなく
常にアップデートされるものです。

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【勉強から自由になった学び】

【勉強から自由になった学び】

アンスクーリングでは
暮らしの全てが
学びに繋がっていると考えています。

アンスクーリングをしている人達にとっては
今日は何を勉強したの?
という質問ではなく
今日は何を学んだの?
という質問の方が自然です。

勉強と遊びに区切りがありません。

“遊んでばかりいないで、勉強しなさい”
という声掛けはありません。

全てが学びだからです。

時々スマホやタブレットを
子供に使わせるかどうか
悩ん

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【バランスから自由になった学び】

【バランスから自由になった学び】

アンスクーリングでは
バランス良く学ぶという概念がありません。

好奇心に基づき学んでいき
学びが深くなると
無知の知が広がって
さらに様々なことを学んで行きます。

各教科をバランスよく学ばなくて
大丈夫なのか?という
疑問があるかもしれません。

学校教育を受けた私たち大人は
バランスが良い人間だと
それを誇りに思えるでしょうか?

好奇心に基づき学び
もっと知りたいと無知の知を知り
深い学び

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【”将来”から自由になった学び】

【”将来”から自由になった学び】

アンスクーリングでは
将来に備えて今勉強する
ということがありません。

今これがしたいから
将来はこうなるかもしれない
という予想はあります。

ですが、その通りにならなくともいいのです。

アンスクーリングでは
好奇心を大切にしています。
それが自主的に学ぶ原動力です。

娘は絵を描くことが好きです。

将来アーティストになるの?という
質問を受けることがありますが
娘は、

私は、アーテ

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【先生から自由になった学び】

【先生から自由になった学び】

アンスクーリングには
先生がいません。

先生という立場の人がいない
という方がいいかもしれません。

アンスクーリングでは
必要なものは全て暮らしの中で学ぶので
関心を寄せた物事の全てのものが
学びの対象となります。

親や保護者は先生ではなく
学びのサポート役です。
手や口は出さずに子供の様子を観察し
必要とされた時だけ登場します。

先生がいないと”勉強”しないんです
というお話を聞きます。

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