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【忘備録】S君へのエール | 中3にして人生に絶望した君へ

2021年3月10日 S君(中3)との会話。


授業をしていて、ふと、

「大人になるって不幸になることなんですか?」

と聞かれました。

「なんで?」と尋ねると、

「大人になったら仕事がある。お金稼いで、家に入れての繰り返し。」

大人になるってつまらないこと、ですよね。」

とのこと。

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そんな彼に、自分の24時間のスケジュール(ほぼ仕事関連)を伝え

「俺は今、自分の人生が最高に楽しいよ?」と言いました。

彼は絵に描いたようにきょとんとしていました。


彼の理論では、

大人になるとお金を稼ぐ必要がある。

お金を稼ぐために、仕事をしないといけない。

じゃあ、仕事をしている人は不幸。

そう考えていたからです。


でも目の前にいる大人(=自分)は、仕事に人生をささげている風

なのに「幸せ」と堂々と言う。

そのギャップを受け入れられていないようでした。


なので、自分の考え方を改めて共有しました。

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■幸せを感じる方法

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人間って、基本は

自分が選択したことに幸せを感じる生き物

逆に、

強制されたことに不幸せを感じる生き物


自分は今、自分が選択してこの職場で働いている

仕事だけじゃなくて、全ては自分の選択の結果

家庭も、取り巻く環境全て。

もちろんやりたくないこともたまにある。

っていうか結構あるかも。

でもそんなものは、鼻つまんで息止めてサッと解決。

また楽しいことに没頭するために。

これが俺が幸せだと感じている理由。


そこまで話すと彼は、

「そうか、先生は英語の勉強頑張ったんだもんね」と

「じゃあ、仕事が選べるように大学行かなきゃ」と

「大学に行けるように、今勉強を頑張らなきゃ」と


模範的かつ、つまらないことを言ってくれました。苦笑

もうその「当たり前」が不幸の始まりなんですよね。

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■人生における選択の上で大事なこと

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確かに、学歴は大事。今の勉強も大事。

選択が出来る人間になるには、

「やるべきこと」に没頭する時期も大事。


でも人生においては、もっと大事なことがあって・・・

それは、

「自分がどんな生き方をしたいのか」を選択すること


それを理解した上で、

仕事は、自分の選んだ生き方を実現するための道具

という定義づけだと思うんです。


君は、自分の人生という物語にタイトルを付けるとしたら

どんなタイトルを付ける?

そう問いかけると

「権力を手に入れたい」という答え。笑

中2病の中3にとっては当然の回答ですね・・・。


でも・・・それも一つの人生として、アリでしょう。
(これから変わって欲しい部分ではあるけど。)


例として自分の話をしました。

自分はかくかくしかじかの経験があって(長いので省略)、

その結果、沢山の人に「人生が変わるきっかけ」を提供したいと思った

目の前で感謝されなくてもいい

いつか「あんな人、いたな」と、

ふとした時に思い出してもらえるほど影響を与えたい、

そんな人間でありたいし、そんな人生を送りたい

だから、塾の先生という道具を選んだ


目の前の勉強も大事なんだけど

それ以上に大事なのは、

自分の人生を何に使いたいのかを考え、問い続けること。


それが将来、仕事を選ぶ、ということに繋がるし

仕事が君にとって没頭できる対象になる

仕事が「自分で選んだやりたいこと」になるから幸せだよね


その上、没頭した結果、実績が付いてくる

実績が付いてくるとお金は勝手に入ってくる


だから、お金が最初から目的になると、

お金に働かされてしまって不幸になりやすい

だけど、

人生の目的を達成する手段が仕事ならば、能動的だから幸せだし

それに勝手に没頭するからお金が入ってきてしまうんだよ


そう話すと、彼は、

「とてもよく分かりました」

「考え方が変わりました」と言ってくれました。

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■まとめ

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実は彼は分かっていない時に「分かった」というクセがあります。

だから、分かっていないと思います。笑

でも確かに幸せの定義やお金を稼ぐ順序はぶっ壊せた手ごたえがあります。


彼とは彼が小学生からの付き合い。

中3となった今、「塾で英語の先生になることが夢」なんだそうです。


ならば、この会話を忘備録として残しておいて、

いつか自分の職場にスカウトした時に、

このnoteを叩きつけてやろうと思っています。

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