あまみ

徒然なるままに日暮らし ときめくものだけ摂取

あまみ

徒然なるままに日暮らし ときめくものだけ摂取

最近の記事

禊を済ませる

私は、私の人生の中で たった一つの縛りを設けている。 それは、 "盗み・殺し・サギをしない" ということである。 何を当たり前のことを…と思うかもしれないが、大真面目に言っているので聞いて欲しい。 なにも、犯罪の事を言っているわけではない。 筆者は蟻一匹殺せないような人間で、もちろん警察のお世話になったことはないが、 もっと広い意味で…このルールを守るのは決して容易いことではないと思っている。 言葉を変えよう。 人の時間を"盗んだ"ことはないだろうか? 自分を"

    • 日記代わりに遺書を書く

      明日もし死ぬとして、果たしてそれでよかったと思えるでしょうか。 メメント・モリという言葉があります。 「自分がいつか必ず死ぬことを忘れるな」といった意味のラテン語ですが、私はこの言葉をとても大切にしています。 死は誰にでも平等に、いつか必ず訪れます。 後悔なく生きることは難しいですが、 せめて、人生最終日にまっいっか〜と思える生き方をしたいなと思います。 だからなるべく毎日片付けをします。 毎日気に入った服を身につけ、化粧をします。 自分が今1番食べたいものを食べます。

      • 息をしやすい場所に身を置く

        あなたにとって酸素とはなんですか。 息の詰まるような日々の中で すこしでも呼吸がしやすい場所をみつけておくことが、生きやすさの手掛かりになる気がして模索中です。 雁字搦めになっているとき、「もうだめだー!◯ぬしかないかもー!」ってなってしまったとき、 むかし読んだ本にあった優しい台詞が、ふわっと頭に浮かびます。 高校生の頃、教室に居場所がないように感じていました。 いろんな音や感情や匂いをぐちゃぐちゃに押し込んだ箱の中には、隅っこに押しやられた私の分の酸素なんてすこし

        • 明日の朝のパンを買う

          いちばん幸せを感じる瞬間ってなんですか? 私は、明日の朝ごはんを楽しみに眠りにつく瞬間です。 自分の機嫌を取るのが上手だよねと最近よく褒められるようになりました。 そんな私も、明日の朝このまま目が覚めなければいいのにな、と毎晩考えていた過去があります。 持論ですが、 人生って、延命でいいと思うんです。 少し先のささやかな未来を想い、もうちょっとだけ生きてみる。 友達とケーキを食べに行く約束をしましょう。 ツアーファイナルのライブチケットを取りましょう。 プレバン

        禊を済ませる

          宇野亞喜良展に行きました

          土曜日、映画を観た後 東京オペラシティ アートギャラリーにて開催中の、「宇野亞喜良展 AQUIRAX UNO」に足を運びました。 宇野亞喜良、大好きです。 大学時代に購入した画集が何冊もあります。 当時かなり影響を受けました。 何十年も前の作品も、色褪せず、新しく感じます。唯一無二で奇抜さもあるのに、どの時代にも常にマッチしていて受け入れられている。それが本当にすごい。 デッサン力と力の抜き加減のバランスが絶妙。 圧倒的な配色センスとファッション。そして決して主張が強す

          宇野亞喜良展に行きました

          『ベルリン・天使の詩』

          土曜日、午前十時の映画祭にて『ベルリン・天使の詩』の上映があると知り、観に行った。 TOHOシネマズ新宿…劇場に選択肢があるならば正直選ばないだろう。…金曜日の夜を超えた歌舞伎町、いわゆるトー横である。ゴジラを目指して足早に向かう。 散乱するゴミ、啄む鴉、酔っ払い、道路に落ちた煙草からはまだ微かに煙が立ち昇っている。…念のため踏んで消火しておく。…嗚呼、人間の住む世界はこんなに汚いんだなぁ。とため息が出る。 『ベルリン・天使の詩』鑑賞 鑑賞後の外の世界は見違えるほどす

          『ベルリン・天使の詩』

          僕だけの幸福論

          「早く幸せになりたーい!」 「そろそろいい人見つけて幸せになりなさい」 「女性らしい多幸感のあるメイクの仕方」 「僕は幸せになってはいけない存在なんだ…」 「君のこと絶対に幸せにしてみせるよ」 「エーン…あまみには早く幸せになって欲しいよ…」 誰もが幸せを求め願っているけれど、 そもそも幸せとは一体何なのか?具体的に説明しろと言われると大半が口を噤むだろう。 結婚すること?家庭を築くこと?何かを成し遂げること?望みを叶えること?不幸せを回避すること? どれもきっと正解で

          僕だけの幸福論

          瞳を閉じてる間の世界

          はっきり覚えている。 幼稚園の頃、母親にこんな質問をした。 「目を瞑ってるあいだ、ぜんぶ真っ暗になっちゃうのはなんで?」 どんな回答が返ってきたかは覚えていないけれど、いまだにずっと考えているテーマの1つである。 目を閉じている間、周りで何が起きているのか知っている人はいるのだろうか?46億年の歴史の中で死んだあとどうなるのか未だに体験談を話せる人がおそらくいないように、だれも知らないんじゃないかしら、と思う。 自分の眼球すら肉眼で見たことない癖に世界を知った気になっ

          瞳を閉じてる間の世界

          死後評価されるタイプ

          あまみ と申します。 幼い頃、私は文字を読んだり書いたりすることがすきでした。とにかくたくさんの本を読み、常に空想の世界に思いを馳せていました。コピー用紙を折り込んでオリジナルの絵本や漫画を作ったり、学級新聞を担当したり、読書感想文は得意分野で表彰を受けたことだってあります(今は廃校になった田舎のちいさな小学校でしたが…笑)。 10代の終わりから20代にかけて、私にとってつらい時期でした。いつもなぜか"許されたい"と願っていました。 内向的な性格故に、ぐるぐると考えては自

          死後評価されるタイプ