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【復職日記】変わったのだと思う。

昨日から、季節がぐっと進みましたね。
私の好きな“秋”
一瞬で冬へと駆け抜けるので、短い秋を堪能したいです。

復職して1か月が経ちました。
あっという間だった気もするし、これ以上ないくらい時間がゆっくりと進んでいたような気がします。
消えた症状もあれば、今も続く症状があって、決して万全ではないですが、何とか働き続けられています。
復職して1か月経った今、思うことを雑多に書いてみたいと思います。

変化は当たり前のものと思えるようになった。

復職して思ったこと。
「人も環境も変わるものなんだ。」ということ。
私は、変わったんです。
だから、今の職場の環境に合わなくて、適応障害になってしまったんだ、と改めて感じました。

私の部署は、この職種には珍しいのですが、同世代(要は中堅どころ)が多く集まっていて、元々は和気あいあいと仲良く仕事をやっていました。
何が掛け違ったのか、何が変わってしまったのか分かりません。
でも言えることは、私はもう、皆でわいわいやっていたあの頃には戻れない、ということ。
きっと私自身が専門職として成長したのかもしれないし、物の捉え方や考え方、価値観も年を重ねるにつれて、少しずつ変わっていったのでしょう。
そしてそれは、私だけじゃなく、周りも。

変化することを恐れない。
変化することは当然のこと。
人は、変わる生き物なんだ。

そう思った時に、今回の適応障害を発症したことが、私の中ですとんと落ちた気がしました。

復職して、声をかけてくれた人たち

上司が配慮してくれたのか、私の休職理由は一部のごく限られた人にしか伝えられていないようでした。
その中で休職理由を知っている一部の人からは、復職後、温かいお声がけを頂きました。
社会人として自信を失っていた時期だったので、その言葉一つ一つに、今まで頑張ってきた私を評価してくださっていることが伝わってきて、励まされました。

私と同じように、心療内科的な疾患で苦しんだ経験がある、とカミングアウトしてくれた方もいました。
その方が私に語りかけてくれたのは、10年以上経った今も、時折症状が出ること。
その方の主治医からは、症状を思い出して「起こるかもしれない」と思うことはしないように、と言われていること。
そして自分は年を重ねて転職は厳しいけれど、私はまだ若いから、新しい場所へ行っても良いのでは、ということ。

「私に辞めろと言ってるの?」と思う人もいるかもしれませんが、その方の優しさを知っていたので、私を心配してくれる気持ちがとてもありがかったです。

心療内科の先生からは、今の症状と付き合いながら生活をしていかなければならないかもしれない、と言われています。
10年以上症状が出ている、と実際に当事者から聞くと「そうか。やっぱりそういうものなんだ。」と思わざるを得ませんでした。
この喉の奥の閉塞感や頭痛は、ここにいる限りは、これからも付きまとうのかもしれません。
いや、付きまとうでしょう。
だからこそ、これからは予防のことばかりを考えるんじゃなく、「やっぱり(症状)出てきちゃったか。」とどーんと構えることにしようと思っています。

初めて転職を考えた

復職をしてから、転職を考えるようになりました。
医療ソーシャルワーカー(以下、MSW)という職業はとても素晴らしく、魅力あふれる仕事だとは思っています。
けれどこの仕事は職場や上司によるところがとても大きく、残念なことに使い捨てのように扱われている仲間や、同じMSWとして疑問に思う実践を続けている人もたくさん見てきました。
(なのでMSWを目指す学生の皆さん、就職先はネームバリューとかで決めてはいけませんよ!)

運が良いことに今の職場は、私のやりたいこととマッチングしていました。
ただ10年勤務し続けているうちに、そのメリットも薄れてきて、それどころか勤務し続けることでデメリットの方が上回ってしまうんじゃないか、と今回初めて感じています。
(今まで3回適応障害と診断されていますが、前回までの2回は、戻ってきたい・ここで働き続けたいと思う理由があったのです。)
変化した私がこの職場で働き続けるためには、今まで感じていた魅力以上の価値をここに見出す必要がある。
そうでなければ、また休職に逆戻りしてしまう。
そう思った時に、転職が頭を過りました。

この職場を辞めて、MSWを続けようとは思っていません。
それだけ私がMSWでやりたいことは明確で、他の職場で出来る可能性もあるのですが、そういう職場と出会うのは難しいことを知っています。
転職するならば、いっそのこと、別の職種に就いた方が良いのか悩んでいます。

福祉の道を進むか、全く別の業種に進むか。
30代半ばが見えてきた今、大きく業界を変えるチャンスは減ってきていることも感じます。
そもそも福祉畑しか知らないので、一般企業というものがどういう物か分からない不安もあります。

福祉職で進むなら、以前から興味のあった就労支援を学びなおすのも良いかもしれないと思っています。
近年、「両立支援」(治療と就労の両立を目指すこと)が注目されていて、その分野に非常に強い興味はあるのですが、なかなか医療機関にいると就労・労働関係の仕事に携わることは難しいと感じます。
患者さんの中には「両立支援」「就労支援」を求めている人は多くいると思うのですが、なかなか実践には至れていないのが現実。
思い切って医療機関を飛び出して、就労関係の仕事に転職してみようか…、とも思うのですが、まだまだ転職活動を行う気力は戻ってきていないので、もう少し考えてみようかとも思っています。

自分が本当にやりたいことを見つめ直す、良い機会かもしれないですね。

仕事ばかりではいけない。

休職中からずっと心掛けてきました。
私は仕事が好きですが、そればかりではいけない。
自分の人生が仕事だけだったら、仕事がなくなった時、自分らしさを感じることができないんだ、と学びました。
自分が一体何が好きで、どういうことをしていると落ち着くのか。
今まで、仕事を言い訳にできなかったことはどんなことか。
これからは、仕事よりも余暇活動を重視した人生の方が、私にとっては良いんじゃないか、と思っています。

テレビを見るもよし、漫画を読むもよし、You tube漬けでもいいんです。
(まぁ、実際はあまり好きじゃないんですが)
とにかくどんな方法にせよ、私が私を感じられる瞬間を大事にした方が良いみたいです。

復職してまた感じるようになったのですが、仕事後特有のずーんとした疲れ。
身体を動かす疲れとはまた違った、全ての気力を削ぐような疲れで、休職する前はこの疲れで、仕事後に何もすることができませんでした。
そもそも、そんな疲れ方をする働き方がいけないんですよね。

もう、二度と同じことにはなりたくない。
私は変わったし、これからも変わって行ける。
どこで働くにしても、自分を大事に、そして嫌なことは嫌、やりたいことはやりたいと、はっきり言うようにしていこう。
それが、私を大事にする、ということなんだと思います。

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