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自閉症の兄の妹です。

先日、改めて自己紹介をしましたが、
本当に軽くだったので付け足します。

タイトルにもあるように、
私は8個上に自閉症の兄がいます。

日常生活は問題なくできますが、
彼にはいくつかのルーティーンが存在します

  • テレビは必ずミュート
    ▷音を出すと機嫌が悪くなります

  • 1日1コーラ、1ファンタ、1ロールケーキ
    ▷ないと機嫌が悪くなります

  • 夜ご飯は6時半
    ▷早くても遅くてもいけません

  • 大きな声で話さない
    ▷大きすぎる声は兄にとっては雑音と一緒

…など
上記のことだけではありません。
彼なりのルーティーンが少し崩れる要因は
私たち家族にも予測は難しいです。

このルーティーンが崩れてしまうと
大声を出したり、
自傷行為をしたり、
家に穴も空きます。

そんな兄を持つ私。
幼稚園児の時にこう悟ります。

「我慢こそが正義」

だと。

なぜそう思ったのか。

例えばの話、
兄と私、お気に入りの毛布が同じです。
今、同時にその毛布が欲しいとなった時、
私はそこで" 欲しい " なんて言ってはいけなかったのです。

私の " この毛布が欲しい " という本音を言うと

兄は機嫌が悪くなり、
父は譲りなさいと言い、
母は困った顔をするんです。

あ、私が本音を言ったら悪い子なんだ。
我慢をしないと良い子だと思われないんだ。

そんなことを思うようになりました。

人に期待しない、頼れない
本音を人に言わない
この根源は家族です。

普通の家庭が羨ましいと思ったこともあります。
なんで私が我慢しないといけないのだろうと
泣きじゃくったりしたことも多々あります。
でも、恨んだりはしていません。

良くも悪くも家族なんです。

兄は障がい者の方の中では優秀です。
(暴れなければ。笑)

毎日決まった時間に起床して、就寝出来るし、
力仕事はお手の物だし、
計算も早いです。
計算をする時、兄は斜め上を見て計算するんです。
そこに電卓かひっ算が見えているんでしょうね。

長々と書いてしまいました。
また書きます。


余談

最近、YouTubeで自閉症の兄弟の様子が
たくさんアップされています。
その中に私と同じような境遇のご家族がいました。
お兄さんの機嫌が悪い時の妹さんの立ち回り方が
私と重なって涙が出ました。

コメント欄は応援のメッセージや
まだまだ幼い妹さんが優しいといったコメント。

でもね、優しいなんて当たり前なんです。

自分がワガママを言ったりするのって
兄の病気を否定することになるんです。

自分が我慢するのなんて当たり前なんです。

だから、こんなメッセージを送りました。

コメント欄に私が送ったメッセージ

沢山いいねがついていて驚きました。
たくさんの方に届いて欲しいなと願っています。


スキやコメント、とても嬉しいです。
あなたの記事も必ず見に行きますね。

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