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【詩】書いては読まれて、それは生きるの



詩が泣いてるの
(そんなの勝手だよ)
言語が暴力的な奔流のなかでわたしの思考を占有していく
(それはなに ガ?)
誰でもない(わたしをみて!!!!)
。  でも
みいんな一緒だよ愛してる(愛してない)

(もっとわたしのこと――。わたしだけを!!!!ねえ、!!!!)

あなたは毎晩泣き続けてるのね、



生まれたばかりの青空が
わたしに途方もない希望を与えてくるのが嫌い
(お前は生まれたばかりのくせに)

希望しか知らない詩に汚い罵声を浴びせる夢を見ては
果たし得ない現実に安堵する
わたしは弱虫で臆病で
あなたとの物語も書こうとすれば全て不幸になっちゃうの




行き場の失った虚構は壁を向いては無表情のまま沈黙している
「誰も真実なんて知りたくないんだってね」
コナン君は嘘をついてる
\^}‘#・dきdjrんr&;¥:))&:&
現実ってのはたしかに鏡の比喩だ(小さな声)
だけどリアリティは現実を越えられない
(嘘つき!!!!)
「だからね、土に埋めてあげたの」



銀杏boyzが流れてる高円寺の商店街で
ぼくは飲み干したストロングゼロを片手に
古着屋に向かって「おかえり。」
って優しく語りかけるのが夢なんです
(君はもういない)
信じられないでしょ?

(そして、)
儚い夢を決して笑わなかった夏の風は
ぼくの心の窓を開かせた

((くだらない詩だ絶望だよ))




一瞬の開放
風が突き抜けるーーー
わたしの書いた郵便が
「アナタ」のもとへ
「正しく」届くことを期待してはいない
届いた人が読者ならば
わたしは宛先を書くことをしない
この言語たちを再び信じれるようになる日が来るまで
わたしはアナタと向きあってゆきたい
これはラブレターなのかも知れない
その目が捉えている世界もアナタが紡ぐ世界も
わたしがいまこうして書いているなにかも
どこかで交わえばいいな
なんて
そんな儚い夢を夏の風に託してきた
しかし確かな感触をこの身体に覚えている


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