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事実は一つだが、真実は複数??

「事実は一つだが、真実は人それぞれ捉え方によって違う」といった言い回しをよく耳にする。

このような使い分けは、私は最近まで聞いたことがなかった。

一体いつから「真実」が、そんなに相対的な言葉になったのだろうか。


私としては、事実も真実も「本当のこと」であり、前者より後者のほうが劇的な表現として使われるというだけの気がする。

その人にとっての「本当のこと」を言い表すなら、「主観」と言えばよいと思う。

だが他人の主義主張を「主観」と呼ぶのは、蔑んでいるようで憚られる。


そう考えると「主観」ではなく「真実」と呼ぶほうが、客観的な「事実」と紙一重というニュアンスが出るし、より尊重している感じがする。

そのような配慮から生まれた使い方なのかもしれない。

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