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雨は夜明け過ぎに雪へと変わるだろう『ヒックとドラゴン 聖地への冒険』

やあ、僕だよ。
ここ3日、痒みや息苦しさで中途覚醒が多く、睡眠時間が細切れになっている。
今日にいたっては、暴君が腹の中で転げまわっていたのもてつだって午前3時に起床してから一切眠れなかった。

こういう時は映画に限ると思わない?思うよね?
久しぶりのヨフカシナイトフィーバー開催である!

いそいそ、温かいお茶とスマホと本(失敗映画用保険)を用意して、モモンガをポケットに入れたら始まりの合図。
ヨフカシナイトフィーバーにふさわしい映画というのは、静かで美しい映画と相場が決まっているのだけれど、配信サイトを徘徊してたらどうしても観たくなった今回の一本。

今日も早速始めようか。
君が楽しんでくれると嬉しいよ。

本作あらすじと感想

今回観たのは大人気3Dアニメ「ヒックとドラゴン」シリーズの最新作、『ヒックとドラゴン3』にあたる作品である。
あんなに前作前々作と盛り上がったのに2019年公開時に見逃し、すっかりその存在を忘れていた。
ネットフリックスのオリジナルアニメも「観なきゃなー」と思いながら、シーズン6まであるので尻込みしていたのだ。
海外から輸入されたシーズンものはどれも長いから、観る時は気合がいるんだよね。

本作のイントロダクションを紹介しよう。
ドラゴンたちと友好関係を結び、飼いならすことで豊かになった「バーク島」のバイキング達。
それどころか、ドラゴンハンター達に捕らえられたドラゴンたちを解放し、島に連れ帰ることまでしていた。そんな時、「ナイト・フューリー殺し」の異名を持つ「グリメル」がドラゴンだらけの「バーク島」をつけ狙う―。

前作でバイキングの長になった「ヒック」が、より一段とリーダーとしてたくましく奮闘する姿は、少年時代にひ弱と揶揄されていた彼を知ればこそ、グッとくる。
また、「ナイト・ヒューリー」という希少種のドラゴンで「ヒック」の相棒「トゥース」の可愛さも健在。

監督があの『リロ・アンド・スティッチ』のディーン・デュボア氏が務めてるのだから、謎の生き物を可愛く表現するのはお手の物なのだろう。

警戒する様子は猫っぽくもあり、「ヒック」に甘える様子は犬っぽくもあり、見た目は爬虫類だし、滑空する姿は鳥類要素もある。

上記の記事で監督が「僕は常日頃から、台詞なしで表現できるものを探しているんだ。」と述べている通り、一番泣けたシーンも「グリメル」ともみ合いになった「ヒック」が「トゥース」を優先して、「ライト・フューリー」から手を放すシーン。
長くも感じる絶体絶命の瞬間、「ヒック」の見せる複雑な表情は何より饒舌で、「3Dグラフィックの美しさを人類が追い求めてきたのは、このシーンのためだったんだ」と素直に思ってしまった。

ヨフカシナイトフィーバーで観たせいで感受性が上がっていたのは、確かにそうなんだけれどさ。
それを抜きにしても、大人はもちろん、子どもなら誰でもハマるドラゴン世界が上手く表現されているシリーズだと思うね。


関東全域大雪予報

今夜も下腹部の痒みで目が覚めた。いつもなら手元に塗り薬を用意しておくのだが、どうやら寝る前にリビングで使ってから置きっぱなしにしてしまったようだ。
僕ときたら、僕を雑に扱ってばかりでヘイトを集めるのが上手い。仕方がないので、色んなものに掴まりながらようよう立ち上がり、スマホのライトを頼りにそっと寝室を出る。

夫は休みだというのに、今日に限って朝から外出の用事があると言っていた。
大雪予報が出ていたけれど、大丈夫かしらん。

手探りで電灯のスイッチを入れる。煌々とした明かりは目に痛く、顔をしかめながらテレビ前の小物入れを探り、痒み止めを塗り始めた。
ほんのわずか待つ間に、すうっと痒みが引いた。この塗り薬、笑えるくらい効くので最近はプラセボなのではと疑っている(精神衰弱でじんましんになる僕ならなおさらだ)。

窓の外に目をやるが真っ暗でいくらも分からぬ。
唯一、コンビニの明かりに照らされた周辺は細かな粒がちらちらと散っている様子。しかし、どうやらまだ雨らしい。

深夜と明け方の間

この、空は真っ暗なのに朝の気配がする時間はなんて言うんだろう。
深夜は深夜なのだけれど、朝刊のバイクが走る音や遠くの幹線道路から聞こえるトラックの音とか。見た目は夜なのに、中身は朝みたいな時間である。

スマホで「夜なのに朝」と調べたら、「夜型は努力しても朝型になれない」っていう、朝にふさわしい記事が出てきた。

これは今読む記事ではないな、興味深いけれど。
夜読みたいやつ、朝読みたいやつ、今この時間読みたいやつが僕にはある。

そんなことを考えていたら、答えを得られた。
どうやら「未明」がそれにあたるらしい。

未明とは午前3時から午前4時のこと

「未明」について調べ始めてから、僕は眠ることを放棄しつつあり、いそいそと温かいお茶まで用意した。
2月14日までおやつ代が不足してるので、お茶請けはなし。代わりにモモンガをポケットに入れた。

ここ最近、モモンガは僕の入院に先がけて少しだけ触れ合いを減らしつつある。
本格的に育児に入ると正直彼に構ってやれる時間はごくごく、少なくなるだろう。
いきなり触れ合わなくなると、急なストレスでまたハゲが出来てしまう。

ゆっくり、ゆっくり、緩やかに慣れさせる。彼にとってはずいぶん長くなる、「ちょっと距離を置きましょう」だ。
そのまま別れることはないので安心してくれたらいいけど、彼は日本語が分からないから伝える術もなし。

モモンガが帰りたそうにこっちを見ている

温かいお茶と、映画(たまにモモンガ)を楽しんでいたら、空が白んできた。

この僕は嘘をついている。
正しくは「雪降ってるか確認のために起きた(と見栄を張っているが痒くて眠れなかっただけだ)けど今日ニンダイやん。このままおきよかな、ねむくなるかな(ならんやろな知ってる)」だ。

この時点でモモンガは久々の撫でを堪能し、もうケージに入りたがっていた。
であれば、今宵のヨフカシナイトフィーバーもこれにてお開き。

次回の開催をお楽しみに。



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