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読了!上橋菜穂子「獣の奏者Ⅳ」

《粗筋》
闘蛇と王獣。秘められた多くの謎をみずからの手で解き明かす決心をしたエリンは、拒み続けてきた真王の命に従って王獣を増やし、一大部隊を築き上げる。過去の封印をひとつひとつ壊し、やがて闘蛇が地を覆い王獣が天を舞う時、伝説の大災厄は再びもたらされるのか。傑作大河物語巨編、大いなる結末へ。


《感想》
読み終わってしまった…😢
量も内容も重ためだったけど安定して良かった。


《引用》
「…世界は広くて人はとっても小さいから、一人で、すべてを見ることはできない。でも、人は言葉を持っているから、自分が見つけたことを人に伝えることができる」(P62)

「人の一生は短いけれど、その代わり、たくさんの人がいて、たとえ小さな欠片でも、残していくものがあって、それがのちの世の誰かの、大切な発見につながる。きっと、そういうものなのよ。顔も知らない多くの人たちが生きた果てにわたしたちがいて、わたしたちの生きた果てに、また多くの人々が生きていく……」(P63)

(2021/7/23)

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