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対岸の火事と足元の火の粉〜自分を守る贈り物〜

世の中は広告宣伝の戦略に溢れていて消費者にこちらを向いてもらおうとするよくできたメッセージが張り巡らされている。消費者はそのメッセージを読みあたかも自らの意思でお金を使っていると思い込む。だが全て言葉巧みに誘導されているだけだ。もちろんその選択は社会的には良き選択で正しいとされることも多い。

ただ、人生後悔はしたくない。
正しいと思えることがあるのならひたすらそれを選択していきたいのが実情だ。その選択は後悔を生まないかを判断する必要がある。

先日僕は『「幸せをお金で買う」5つの授業』という本を読んだ。
これはハーバード大&UBC大の研究者が幸せをお金で買う方法を5つの項目に分け提案しておりそのひとつが『他人に投資をする』だ。  

早速、渡しそびれていた友達への出産祝いを届けることにした。遠くに住んでいる友達なので味気ないが贈り物はお金にした。
普通は祝儀袋に包んで渡すべきなのだろうが先延ばしにしたくないし直接渡すのも物理的に無理なので手数料がいらないPayPayでの送金にした。 
世代によっては間違いだらけの出産祝いだろうが僕にとっては正しい選択をしたと思っている。

他人に投資に関しては昨今ウクライナへの寄付が盛んだ。これはとても素晴らしいこと。
他人への投資はストレスを減らし健康にもいい上に幸福度も増すからやっていくべきだろう。

だが不安や善道に駆られ遠くの知らない人に寄付をする前に灯台下暗しになってはいないか今一度確認してほしい。その選択は後悔を生まないか確認してほしい。自分ごとでありウクライナへ寄付している人を見て影響され良いことした気分になる為に寄付をしているなら一度立ち止まり周りの友達や家族、縁遠くなった友達なども思い返しても良い。

その人を失った時に跳ね返ってくる心の辛さを想像してみてその辛さが大きなものでお金で小さくできるものならばそこへ投資をしてみるのもありだろう。
僕はそのように考えて大事な他人に投資をした。

綺麗事を無しに言えば人は無意識に命を差別している。遠い国の人が亡くなった報道を見ても私生活に支障は無いが親友や家族が亡くなったら「もっと〇〇しておけば…」などと大半は私生活に支障が出るくらい落ち込む。

だから大事な他人に投資することは自分を守ることにも繋がると僕は思う。
お金が無ければ時間を投資してやれば良い。直接会って遊んだり遠くに住んでるのならLINEや電話をして時間を投資する。それは長期的に大きな利益を自分にもたらすことにもなるのだ。



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