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記事一覧
オリジナル漫画「scope」原作-57(最終話)
その先にあるものとは…
< 数週間後 >
薄暗く怪しい雰囲気の大会議室にて、密会をしている2つの人影。 数多の修羅場を乗り越えて来た者だけが纏う事が出来る、独特のオーラを放っている。
謎の人影A 「 さぁ、準備は良いか? いよいよ、“新人類”の権利を掛けた聖戦が、ピークを迎えるぞ。 」
謎の人影B 「 どちらが勝ち残って権利を得られるのか、見ものですな。あのお方たちはゲームのつもりで
オリジナル漫画「scope」原作-56
【暗堂篇】VS武器密輸組織(紫)第9話
暗堂 「 …ゲスは所詮ゲス。最後まで見苦しいヤローだ。 おいっ ちょっと避難しとけ、巻き添え食らうぞ。 」パワーをチャージしているようだ。
条 「 おっと、こりゃヤバそうだなぁ …ご忠告ありがとよっと 」
< ダダダダダッ > 観覧席を飛び越え、中央舞台下へと逃げ込む、条。
暗堂 「 やった事ねぇから、加減出来ねぇぞ。 くらえっ! 降り注ぐ光閃_ラ
オリジナル漫画「scope」原作-55
【暗堂篇】VS武器密輸組織(紫)第8話
バーヘッド 「 どうした? 鋼鉄の身体には効かねぇんじゃねぇのか? カーッハハハ 」
暗堂 「 …チッ この外道めが。クソゥ!足が抜けてねぇ 」
条 「 あらら… こりゃマズイな。おーい 代わってやろうかー? 」
あぐらをかき、すり鉢状の観覧席から戦闘を眺めている。
暗堂 「 あ? ジャンケンもろくに出来ねぇヤツは、すっこん出ろ! こんなものピンチで
オリジナル漫画「scope」原作-54
【暗堂篇】VS武器密輸組織(紫)第7話
条 「 んな!? あいつ 」
以臓 「 全く、せっかくの修行の邪魔をしおって。 いちいち騒がしいヤツだな。 」
次の瞬間周囲を確認すると、既に必殺の間合いに入っていたはずの側近や、鬼島は既に姿を消していた。一瞬の隙をついた撤退劇は、闇の人間ならではの超危機管理能力であり、もはや芸術の域に達していると言えるだろう。闇の世界こそ引き際が重要なのである。
オリジナル漫画「scope」原作-53
【暗堂篇】VS武器密輸組織(紫)第6話
瞬斗 「 いっ!? なんだ なんだ!? このテンションは… 暴動でも起きるんじゃねぇだろな。。 」
キョロキョロと周りを見渡し不安な表情をしている。
舞 「 イイじゃん!イイじゃん! 盛り上がって参りましたぁー!! うおー がおーーー 」
興奮して立ち上がり、両手を突き上げ絶叫している。
以臓 「 今までは前座だったという事か。 …それにしても 聞く
オリジナル漫画「scope」原作-52
【暗堂篇】VS武器密輸組織(紫)第5話
レミィ 「 こんなにも何重も予防線張って、安全な場所から堂々と悪事を働かせるとは、ホント世の中腐ってるわね。 」
ゲンジ 「 おう、そうだな。だからこそ、オレらの任務が重要って事だ。今は、監査に注力するが、いずれ… ん? 裏に引っ込むのか? < ジジッ > おいっ ソウジ、中の様子は分かるか? 」
VIPルーム外の仲間に連絡を取っているようだ。
ソウ
オリジナル漫画「scope」原作-51
【暗堂篇】VS武器密輸組織(紫)第4話
ひと際オーラを放っている参加者に近づき、挨拶をして回る、バーヘッド。 ほとんどが顔見知りのお得意先様のようで、会場奥にあるVIPルームへのアテンドをしている。 また来場者は案内状と共に送られて来たピンバッチを付ける事が来場条件となっており、バッチは色分けされている模様。 顔見知りで無い客は、そのバッチの色を見て判断している。
条 「 何やら怪しいヤローが
オリジナル漫画「scope」原作-50
【暗堂篇】VS武器密輸組織(紫)第3話
条 「 割と緩い感じだと思ったが お前らはどうだ? 」
舞 「 アタシだったら完全にあそこから行くかな? 」
瞬斗 「 あんな強面の警備員なんて違和感だらけだろ… 決して緩くはねぇと思うけど、強いて言うならあそこからかな? 」
以臓 「 …どこから入っても目的地の会場は一緒だろ? 作戦を練る必要性が感じられんな。 」
舞 「 じゃぁ、“せーの”
オリジナル漫画「scope」原作-49
【暗堂篇】VS武器密輸組織(紫)第2話
その小柄なイキり男の背後から、颯爽と現れた謎の男女が近付いて行く。
条 「 おい、そこのクソちびギャング。もう少しマシな格好で来れねぇのかよ… ったく 」
瞬斗 「 んあ? だれがゴキブリギャングだって? 何だよ、条かよ。お前、闇の人間しっくり来すぎだろ…」
瞬斗同様に、スーツにサングラス姿である。
女性 「 ふ~ん、彼が噂のぉ へぇ~ こんな感じな
オリジナル漫画「scope」原作-48
【暗堂篇】VS武器密輸組織(紫)第1話
コンクリート打ちっぱなしの、とあるデザイナーズマンションの一室。 部屋の中は、整理整頓がなされているというよりは、無駄な物は一切置かないという、徹底したアイデンティティと武骨さを感じ取る事が出来る。 特筆すべき事が無いような、普通の部屋である。
… 一点の“異様さ”さえ除けば。壁面を見渡すと、ありとあらゆる世界の武器がズラーッとディスプレイされている。一言
オリジナル漫画「scope」原作-47
【入来篇】VS殺人代行組織(藍)第9話
ノーモーションで放たれた糸弾(silk)が、瞬斗の目の前で蜘蛛の巣のようにバッと広がり、魚を捉える投網のように瞬斗を包み込んだ。 銃口から蜘蛛の糸を引きちぎると、捉えた瞬斗ごと、ハンマー投げのようにグルグルと振り回し出した。 < グルーン グルーン グルーン> 成す術も無く、振り回される瞬斗。
瞬斗 「 うわっ やめっ なんだよーーーー!ぎゃぁーーーーー
オリジナル漫画「scope」原作-46
【入来篇】VS殺人代行組織(藍)第8話
鮫島 「 勘は優れてても、運がねぇようだなー 骨が砕けるような感覚! クリーンヒットしたぜ、どうよ! アッハハ!!! 」
条 「 ………………………。 」
手応えありの感触を引っ提げて、満足そうな表情の鮫島。 鼻唄交じりで、条が倒れている後方車両へとゆっくり歩いて行く。トンネル外では獲物を狙うサメの群れが、条の周りを取り囲んでいた。ガラス製のトンネ
オリジナル漫画「scope」原作-45
【入来篇】VS殺人代行組織(藍)第7話
< ズドォッ! ドドドドドドドドドド・ドゴーーーーンッ!!! > パーカーコートに身を包んだ“ここ”を標的に、次から次へと、容赦なく爪弾が被弾する。爆発に加え、被弾する度にあらゆる種類の猛毒や劇薬の異臭が立ち込めて行く。 まともに食らっては一たまりも無い、もはや絶望的状況である。 発砲したBIMAの方も、残りの全ての力を注ぎこんだため、その場に倒れ込み、薄
オリジナル漫画「scope」原作-44
【入来篇】VS殺人代行組織(藍)第6話
< ドゴン!ドゴン! >
撃てども 撃てども 相殺されては火花を上げて砕け散る、弾丸。 互いに1歩も引かず、激しい銃撃戦が繰り広げられている。
趙 「 貼れる拳銃? …全く舐め切った武器を使いおって。だが、どう言う原理か分からんが、色々と重宝しそうな武器だゾイ。 ぜぇ ぜぇ 」
シルド 「 …流石、軍隊出身というだけはあるな。 あのイカツイ特殊拳銃を