アバターが普及すると個性がビジネスとキャリアになる
キャリアファイナンス研究所の佐藤彰です。
だいぶ前から、キャラクターをビジネスに取り入れる動きが顕著です。
キャラクターやアバターをビジネスに取り入れた事例で気になる話題がいくつかあったので書いてみたいと思います。
キャラクターやアバターのビジネス活用事例等
キャラクターにもありとあらゆるものがありますが、その代表格の1つが熊本の地域キャラクターである「くまもん」ではないでしょうか。
くまもんは、なんと県知事よりもトップセールスで成果を出しているという報道もありました。
ただ、最近は3Dのキャラクターをビジネスに取り入れる動きが顕著です。
試着という消費者にとって身近な部分で利用されることで、認知度も今後さらに上がっていくことでしょう。
また、この3Dの空間上でアバターを利用した接客や販売をする人材を育てるため、動き始めている人材大手の会社も出てきています。
消費者ではなく、キャリアの観点でもアバターというものは今後注目されていくでしょう。
アバター上では見た目、外見、性別、年齢も関係ありません。自分の性格、考え方、キャラクターがそのまま生きる世界です。今まで仕事をする上でハンデがある人にも、新しいキャリアが開けていく可能性があります。
さらに、驚いたのは、3Dポンタです。
池袋のエキシビジョンで通行人に挨拶などしながら話すアバターから、まだまだアバターにはいろんな活用法があるのではないかと感じさせられます。
企業やサービスのブランド価値の向上にも利用可能性があるように思われ、キャリアという観点では新しい広報としての人材も必要になっていくとも考えられます。
これからは「個性」がビジネスやキャリアで重要になる
こういった流れから考えれれるのは、「個性」の重要性です。
「個性」というと教育の世界で重要性が叫ばれることがありましたが、ビジネスの世界では、誤解を恐れずに書けば、「きれいごと」にとどまっていました。
しかし、これからは「個性」がビジネスやキャリアになっていきます。こういったキャラクターやアバターにとって大事なのはキャラクターです。
日本人によくある全体的にうまくまとまる、というよりも「とんがったもの」が必要とされます。
ありのままの自分を表現する、これはきれいごとで言われることではなく、それができるかどうかがビジネスやキャリアでは今後ますます重要になっていくことでしょう。
これからの時代に必要な職業観とお金観について考えるヒントになる方や本について紹介しています。いろんなタイプの方を取材しているので、よかったらフォローお願いします。