「テレビがつまらない」という意見に対する個人的な意見

テレビがつまらないことについて、インターネットで検索しても「ネガティブなニュースが流れるのは社会が平和な証、良いニュースしか流れなくなったら社会は終わり」ということしか話されません。「良いニュースしか」という部分は1930年代から1940年代の日本の報道についてのことだとは思いましたが。

テレビが(葬儀*結婚*火災*野生動物の駆除*交通事故*アイドル)の組み合わせで毎日ニュースを流しているのは、ニュース番組のスポンサーが(保険*冠婚葬祭)が中心だからですし、このニュースの話題の組み合わせはまるで電車に乗り遅れた人や信号を渡り損なった人の悪口を言っているように聞こえます。

そこに航空機や空中を移動する物体の話は全くありません。鳥や飛行機やヘリコプターやドローンは出てきません。ちなみに日本の交通規則では信号無視は原付で5千円スタートで、大型車で最大1万2千円になります。

土曜日と日曜日の番組構成が(飲食*旅行*動物*クイズ*医療)で回しているのは、JISの規格である「30代*専業主婦*2歳から5歳の子供が2人*非大学卒業」から由来しているのだと思います。2歳から5歳なら未就学児なので、飲食=給食、旅行=遠足、動物=お友達、クイズ=宿題、医療=ヒーローと変換されるからでしょう。
1990年代のめざましテレビではファイナルファンタジーVIIやVIIIの特集を朝からやっていたような記憶はあります。

スポーツの番組も1994年から1997年の間に「道具を使ったもの」が禁止されて、1998年から2010年の間に「服装がだらしないもの」が禁止されて、1997年あるいは2000年から「競技中に空調を使用するもの」が禁止されて、2011年から「瓦礫(ガレキ)の上で競技が行えないもの」が禁止されて、2020年から「接触を伴うもの」「“自然の空気を汚すもの”」が禁止されて、

「道具を使わないもの」「服装がだらしなくないもの」「競技中に空調を使用しないもの」「瓦礫の上で競技が行えるもの」「接触を伴わないもの」ならば、残っているのはマラソンかバレーボールくらいではないでしょうか。

趣味の番組も「矯正器具を使用するもの」が禁止になったり、「権利使用料が発生するもの」が禁止になったり、「人力で行わないもの」が禁止になったりして、

「矯正器具を使用しないもの」「権利使用料が発生しないもの」「人力で行うもの」で残るのは園芸くらいではないのかな、とは思います。

マラソン*バレーボール*園芸の組み合わせでは植木鉢が割れてしまいそうだとは思いましたが。

そうして植木鉢が割れたらニュース番組で植木鉢の損害保険の会社が植木鉢が割れたニュースを流して、スポーツのバラエティ番組で植木鉢を割らないように的に当てるゲームをやって、学校や人が集まる場所で狙った人に当てるいじめが起きて、
ニュース番組でいじめ報道をして、バラエティ番組でまた的に当てないように的に当てるゲームをやって、という無限循環が作れそうです。

話題を変えますが、テレビに映っているアニメやゲームで「ガンダム」やあるいは、それらに類したり付随したりするような作品が運転や操縦を扱っていて評価が高かったとしても、他のテレビ局はスポンサーの意向でティーンエイジャー向けの教育アニメを映して、「目の前の相手ばかり大事にしない」ことや「枠の外にいる人達をむげに扱わない」としています。一元的に良いか悪いかは判断が分かれます。

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