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〔小説〕朝起きたらアザラシになっていた その31 名古屋散歩 その1

※この話はフィクションです。 実在する人物・団体名とは何ら関係ございません。 100%作者の脳内妄想のみで構成されています。

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朝起きたらアザラシになっていた俺は名古屋を散歩する。

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朝5時過ぎの名古屋は交通量がなく映画のセットにように思えた。

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電動自転車にまたがって移動すると神社が多い印象をうける

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名古屋市の特徴は道路の段差がとても少ないので自転車をこぐと東京よりスムーズにこげる。

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名古屋市内は自転車専用道路があちこちに整備されている。

道も都内より平坦だからママチャリで事足りる。

駐輪場をみると電動自転車の割合が少なく感じる。

そんな名古屋市の道路でも自転車で50キロも走ると腹が減る。

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朝5時にバナナ、牛乳、グレープフルーツ、どん兵衛まで食ったのに腹が減るから2度目の朝食をとる。

コーヒーだけでトーストとゆで卵までついてくる名古屋のモーニングに舌鼓を打つ。

プラス150円でサラダもつけてもらう。

満足して30キロほど走ると腹が減る。

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昼に味噌煮込みうどん定食をいただく。

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また20キロ走ると腹が減る。

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時速30キロで通り過ぎた店が俺レーダーに引っかかったので電動自転車をUターンさせてから入店。

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焼きそば定食を注文して2度目の昼食をいただく。

焼きそばでごはんをいただくのは初めてだ。

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目玉焼きをごはんに乗せてから焼きそばものせる。

焼きそばで穀物を食うのは学食の焼きそばパンを食った時いらいだ。

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焼きそばのソース味の目玉焼きをオカズに米を食い、みそ汁で流し込む。

〆(しめ)にお新香と冷ややっこを食べて完食した。

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夕方はお世話になっている豪さんとお会いして『孤独のグルメ』にも紹介された店に案内される。

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豪さんから遠路はるばる来たからとゴチになる。

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この台湾そばは『孤独のグルメ』の主人公、井之頭五郎が注文した辛さと同じものを注文した。

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これまでは撮る前に食ってしまい、空になった皿とどんぶりだけが残っていたので、食う前に撮った。

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豪さんへ「ゴチになりやした!」と感謝の意を込めて握手をと思ったが手のないアザラシだから握手できない。

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消毒液で殺菌してから、ヒレはあるので握手ならぬ熱い握ヒレを交わす。

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その後、駅構内のベルマートでスギキヤラーメンを注文。

スガキヤラーメンは東海、近畿地方でも知名度があるのだが、東京都在住の俺は初めて目にした。

スガキヤラーメン

味は想像した昭和のとんこつラーメンみたいな味わいでほっとする。

また食べたくなる。

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駅の立ち食いソバ屋で…と思ったらきしめんとうどんしかないので天ぷらうどんを注文した。

守貞漫稿 縮小版-side

江戸時代のウィキペディアな百科事典がある。

喜田川 守貞(きたがわ もりさだ)が書いたので、

「守貞謾稿(もりさだまんこう)」とよばれる。

守貞漫稿02

守貞謾稿によれば関西では昔からかまぼこと水菜、三つ葉を具にしたうどんが一般的で油揚げや椎茸も添えて出したという。

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そんな江戸時代からの伝統をうかがい知れるようなうどんを頂いてホテルに帰っていった。

つづく。


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