日々の日記Vol.60 2024年4月29日~5月5日(一週間分まとめてアップ)
4/29
GWと関係ないわたしは平常通り朝に出て電車バスに乗る。
ふと、どうでもいい妄想とアイディアを浮かぶ。
古典文学を全て悪い爆発炎上する筋肉バカアクションにしてIQ0にしてしまえばバカでも読める古典文学にできるかな?と考えてみた。
思い付き第1作目は何にしようか迷うから映画レビューよろしく五十音順にして「あ」から選んでみた。
筋肉バカアクション版『或る阿呆の一生』
あらすじ
2022年ウクライナ東部。ロシア兵は村を急襲。略奪、強姦などを行ったのち、BBCで報道されたように村人全員の後頭部に銃弾を撃ち込んで銃殺刑にしてから戦争犯罪訴追を避けるべくガソリンで焼いてから埋めて隠蔽する。
主人公の母親はロシア兵から神経ガスの液体を首に注射され発狂しながら死ぬ。
一般人が見たら心締め付けられるだろうが、バカ相手には冒頭から炎上、爆発シーンと派手な格闘、銃撃アクションを見せとけば大丈夫。
バカ以外に往年の筋肉バカアクションを懐かしむ人なんか楽しめるかも知れない。
原作小説では芥川龍之介自身を「或る阿呆」になぞらえて彼の生い立ちと自殺願望が語られているけれど、バカはそんな話に用はない!
親と故郷の隣人を殺したロシア兵に復讐の鬼となってひたすら格闘、銃撃、爆発炎上。そして死体となった敵の山。ついにはスーツケース型原爆を持参してモスクワへ進撃。
ところが寸前で主人公が捕縛され、最大のピンチ。
主人公は護送車に乗せられ、モスクワ近郊のウォールストリートジャーナルの記者も収監されているとされる収容所にて「誰か俺の首を絞めて殺してほしいと」懇願。
拷問され、嬲られ、責め苦を与えられた挙句に主人公は絶命。死ぬと同時に爆発する仕掛けが起動、大爆発で悪党も全員死亡。
最後はとってつけたように女性が故人を悼むエンディングでクールダウンさせ、ハッピーエンド?な思わせぶりで終わる。
ラストは必要ないように思うけど、映画は場面の盛り上がりの上げ下げの波を考えて作っているんだ。
かつては15分ごとに場面が上がったり下がったりするように作られていたので、今度好きな作品をTVとかで見る時に意識して見てごらん。
テンション上がる派手なアクションシーンが15分あったとしたら、その後に15分ほど会話シーン、そこから15分ほどアクションが始まったりするはずだ。
そして最後のクライマックス。そこから大体どうでもいい会話シーンでBGMとスタッフスクロールでエンディングだ。
例えば『ターミネーター2』など派手アクション物のエンディングを皆さん覚えてる?
多分覚えていないと思うけど、クライマックスで「ハイ終わり!」で終わったのでは「続きは?」と思ってスッキリしないでしょ?
ここで次回予告入れる続き物ならそれもアリだけど、二時間で完結させるちゃんとした映画でそれをやったらスマートではない。
だから、覚えていなくてもいいエンディングで「ああ、終わった外へ出よう」と思わせておけばいい。そういう側面もあるんだ。
『ターミネーター2』なんかもその法則でエンディング作っているから、最後はひたすら道路を走る夜道とサラ・コナーの独白というアクションのアの字もないエンディングでテンション落として「さあ帰ろう」と席を立たせるように出来ているんだ。
さて、或る猫たちの一生が満足に食えるようにするためにも、席を立って餌やりに行かねば。
4/30
今年のGWは有給繋げたら10連休らしい。しかし、わたしにとって平日なので通帳記入で月末の入出金確認を済ませたりと平常運行でルーチンワークをこなす。
イギリスの1話完結SFシリーズ『ブラックミラー』をNetflixで視聴後、黒澤明の名作『生きる』のイギリス版リメイクを視聴。
ガンで余命短い男の話なので湿っぽくて暗い話だ。なのでなのでアクションや豪華絢爛たる作品を見たい人はスルーしたほうがいい。
歳を取って親兄弟、親戚知人の死別を経験すると他人事でなくなり、自ずと共感するようになって、個人は生前何を想っていたのか?わたしに伝えたかった事があったのでは?と思いを馳せる。
猫はお構いなしに猫撫で声で催促するのでわかりやすい。ブラシも用意しておくか。
5/1
前に天才を崇拝し、凡夫を見下し、努力を冷笑する人がいた。
その人にとって努力や積み重ねなく、マンガ、ゲームの主人公みたく涼しい顔で天賦の才能を発揮する主人公と自分を重ね合わせていたのだろう。
そうする事で自分も天才、それも世間に評価されない不遇の天才と錯覚させることで自分を偽り、騙し、現実逃避して怠惰にコンテンツを消費するだけのニート生活に対する言い訳にしていたのだろう。
天才であろうとなかろうと結果出している人は知らない間に努力や積み重ねを行っており、言動と行動が一致している。
傷つくのが怖いのと、面倒くさいのを理由に、彼、彼女のこれまでの人生で向かい合うことも挑戦もないまま大人になってしまい、ただただスマホを介して無料コンテンツを消費するだけの人生だから言動と行動が一せず、信用が薄いばかりか、自己達成感もないので虚無感も強い。
こういった人は何かに向き合ったり挑戦もしないし、新たに何か始めることもない。それでいてプライド、自己愛は肥大化するので他者が何かを達成しようと積み重ねているとき、または達成したとき、勝手に相手と自分を比較して傷ついてしまう。そんな自分が傷つかないよう自己防衛手段として相手に冷や水をかけるような嘲笑を投げかけたり、足を引っ張ろうとする。
昔はこうした人にもこちらからアクションかけることで改善できるのでは?と考えたが、相手が何かをきっかけに問題意識を持ち、改善しようと行動しないと意味がないので、現在はこちらが足を引っ張られないよう距離を取ってサファリパークの動物を見る感覚で遠くから観察するに留めている。
こういった人にならないために自戒の意を込めて書いたが、猫は遠くから見ているだけで寄ってくるから餌を用意しないと。
5/2
月に1度の歯科で歯石クリーニングへ。
かみ合わせが気になるのと、肩こりや眼精疲労が改善される可能性がないかと歯並び矯正を医師と相談した。
幸いにも歯並びとかみ合わせは問題なく、マウスピース着用で寝て、就寝中の歯ぎしりによって歯を摩耗させないことが優先と説かれ納得する。
歯を定期的に手入れして80歳になっても20本の歯を残す「80 20」を目標にデンタルケアを継続してゆきたい。
5/3
憲法記念日に思想信条の強い話を。
歴史を見ると極端な右と左は似た物同士であること。
いつの時代も中庸を備えた中道はどうしても地味である。
混迷の時代は地味な中道に失望され極端で過激な右から左に注目が集まる。
極端な右、国家主義、ファシズムの指導者はもともと左翼政党に所属していたが幻滅して自ら極右政党を旗揚げしたケースが多い。
左翼から極右になったケースとして社会党機関紙「アヴァンテ」の編集長からファシスト党を旗揚げしてドゥーチェになったムッソリーニがいる。
ヒトラーは第一次世界大戦が終わった直後の混乱期にドイツに革命を起こすべく左翼運動を繰り広げた「スパルタカス団」に参加していた過去がある。
1917年のロシア革命以降レーニン、スターリンらが作った党の旗、歌、機関紙、記念式典、マスゲーム、プロパガンダ宣伝などのノウハウをそこで吸収。1933年にヒトラーはその画一的で無機質で個性のない国家社会主義を確立する。
こうして極端な右のヒトラーと極端な左のスターリンはヨーロッパを山分けする秘密協定通称「モロトフ=リッベントロップ協定」を結んだのも似た物同士だからだ。
似た物同士は近親憎悪ですぐ喧嘩別れするのもよくある傾向だ。
わたしにとって歴史とは人間の過去の行いの記録であり、過去にその人がどんな言動を遡れる日記でもある。
もし昨日、何か言動があったとしたらそれはその人の歴史であり、もし日記に書いていたら、その記録は立派な歴史である。
なので、やらかした過去を「黒歴史」と呼ぶ。
わたしは「黒歴史」をこれ以上作りたくないからこうやって振り返る物として日記を書くが、旅と猫の歴史も綴ってゆきたい。
さて、猫に餌やりする歴史を作りにいこう。
5/4
サブスクスリプションの定額制動画配信サービスのNetflixとAmazon Primeで何作品か映画、テレビドラマシリーズを視聴後、撮りためた猫写真を編集アップする。
スケジュールに沿って、22時に個人的な配信を行うも、夕方の時点で眠い。
5/5
猫写真を編集アップしたら明日はまだGW期間中の祝日とはいえ月曜なので早々に寝て週初めに備える。
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