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大学1年生が考える、AI時代に人間が守るべき価値

こんにちは!私はプロジェクト究に参加する大学1年生です。
現在、経営コンサルティング会社でインターンをして、プロジェクトに参加しています。このプロジェクトに参加して思ったこと、考えたことを大学1年生の視点から発信していきたいと思います!プロジェクトについては下記記事をご覧ください!

最近、AIは多くの仕事を人間の代わりにこなすようになっています。AIの進化によって、データ分析や自動化が進み、私たちが今まで時間をかけていた仕事が効率的に処理されるようになりました。プロジェクト究でも、このテーマについて議論する機会がありました。

Q. 人間の多くの仕事がAIが代わりにやってくれるようになった現代で、人間にしかできない仕事はどんなものなのか?
Q. このAI時代に私たちに求められることとは何なのか?

プロジェクトの中で、上記の問いについて議論する中で私たち人間が果たすべき役割について、自分なりに考えてみたました。

AIの強みと限界

今、AIは私たちの社会のあちこちで使われるようになっています。特に、AIが得意なのは「データを分析したり、自動で作業を進めたりすること」です。例えば、大量のデータを一瞬でまとめたり、何度も同じことを繰り返す単純作業を正確にこなしたりするのは、AIが最も力を発揮するところです。

人間がやっていたら何時間もかかるような仕事も、AIなら一瞬で終わらせてしまいます。そのおかげで、今まで手作業でやっていた時間のかかる仕事がスピーディーに進むようになって、たくさんの人が助かっています。例えば、大企業の中では、膨大なデータをもとに戦略を立てる際にAIが役立っていますし、工場のような場所ではAIが自動的に商品を作るラインを管理して、どんどん効率よく生産を進めています。
AIのおかげで、私たちはもっとクリエイティブなことや、AIに任せられない仕事に集中できるようになっています。そうやって、AIと協力しながら、社会全体の生産性が上がってきているんです。

AIが得意なこと

人間の持つ創造力と感情の力

人間の創造力とAIの限界

AIは、これまでに蓄積されたデータを基にして学び、未来を予測したり、意思決定を行ったりします。確かに、AIはたくさんのデータをもとに合理的な判断を下すのが得意です。でも、AIができることには限界があります。AIが生み出すアイデアや解決策は、過去のデータに依存しているので、完全に新しい視点や概念を自ら生み出すのは苦手です。新しいアイデアをゼロから考えるのは、やはり人間の得意分野なんです。

たとえば、芸術や文学みたいな分野では、感情に基づいた表現がすごく大事ですよね。AIには感情がないから、人間の感情や経験を深く理解して、それを作品に反映させることはできません。人間が自分の感情や経験を作品に反映させることで、人々の心を動かす独創的な表現が生まれます。

また、新しいビジネスを始めるときも、AIだけでは無理があります。未知の領域に飛び込んで、新しい価値を生み出すには、人間の柔軟な考え方やリスクを取る勇気が必要です。AIはデータに基づいた合理的な判断をするけど、全く新しいものをゼロから作り出すことはできないのです。だからこそ、私たち人間の創造力はすごく重要なのです。

AI活用における倫理的問題

AIを使う上で、避けて通れないのが「倫理的な問題」です。例えば、AIはたくさんのデータを集めて分析するため、私たちのプライバシーが侵害されるリスクがあります。個人情報が知らないうちに外に漏れてしまうことも考えられます。実際に、サムスンではAIツールを使ったことで、機密情報が外部に流出してしまったという事件も起きています。
さらに、「ブラックボックス問題」と呼ばれる、AIがどんな基準で判断しているのかが分からないという問題もあります。AIが何をもとに判断しているのかが見えないと、誤った判断や偏った決定がなされることもあるかもしれません。こういった倫理的な問題について、AIを使う私たちがしっかり考え、対処していくことが求められます。

AIには任せられない、人間の持つ感情の力

AIはデータをもとにした表面的な反応は得意ですが、感情を深く理解したり、共感を持って対応することは苦手です。たとえば、AIは状況に応じて冷静な判断はできても、誰かが悲しんでいるときにその人の気持ちに寄り添って、共感を示すことはできません。でも、私たち人間は、お互いに感情を共有し、共感し合うことで強い絆を築いていきます。誰かが自分の気持ちを理解してくれると感じたとき、そこに信頼が生まれ、そのつながりは深まっていくものです。

人間にしかできないこと

特に、感情的なサポートが必要とされる場面では、AIではなく人間の役割がとても重要です。たとえば、カウンセリングや介護の現場など、相手の気持ちをしっかりと理解し、寄り添う力が必要な状況では、AIに代わることができません。AIがどんなに進化しても、人間同士の共感による信頼関係を築く力は、私たちが果たすべき役割であり、これからも大切にしていく必要があると思います。

共存する未来—AIと人間のバランス

医療におけるAIと医師の共存のあり方

医療現場ではAIと医師が共存することが期待できます。例えば、なんの病気かを判断するときには、AIが無数の過去の症例データと照らし合わせて特定することが可能です。また、合理的に考えた場合の最適な治療法もAIが提示してくれます。そのあとは医師の役割です。患者さんと真摯に向き合い、患者さんの気持ちを考慮したうえで治療を進めていきます。

教育現場におけるAIと教師の協力

教育現場においてもAIと教師が協力していくべきです。教育現場におけるAIは個々の苦手な分野や、間違えの傾向をデータ化し、個々に合う学習プログラムを作成できます。一方で教師は、生徒の感情や学習への姿勢を敏感に察知し、励ましや指導を行うことで、生徒の成長を促すことができます。

若者の視点から見たAI時代の未来

AIがどんどん進化している今の時代、私たち若者には「AIの特徴をちゃんと理解した上で、どう向き合うか」が求められていると思います。AIはすごいスピードでいろんなことができるようになってきましたが、その一方で、私たち人間がどんな役割を果たせるのかも考えなければいけません。

これからの未来、AIの強みや限界をしっかり理解して、うまく活用していくことが重要です。例えば、AIに任せられる業務は効率化して人間の負担を減らし、その分、私たちはもっとクリエイティブなことや、新しい価値を生み出す活動に集中できるようになるはずです。そうやってAIと人間が協力しながら、お互いの良い部分を活かしていければ、もっと豊かな社会が作れるんじゃないでしょうか。

でも、どんなにAIが進化しても、私たちが「考えること」や「感じること」を完全に任せてはいけないと思います。AIに情報処理などの機械的な仕事は任せられるかもしれませんが、創造力や共感力など、私たち人間にしかできない部分は、しっかり守り続けていく必要があります。
AIの時代だからこそ、柔軟に適応する力と、常に学び続ける姿勢が私たちに求められているのです。

これからもプロジェクトに参加した記録を発信していきます。私が書いた他の記事もぜひご覧ください!


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