見出し画像

「利他・協力・援助」を大事にできるヒト、組織を増やしたい! 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

 業界や業種で少し偏りはありますが、昔?に比べて、自分の会社を自慢する人、自信を持って話す人が少なくなったような気がします。
 20代の方と話していると顕著なのですが、「自分がやってる仕事は面白いですよ」ということは聞くことはあっても、「自分の会社は面白いですよ」と聞く機会が減ったように思えます。

 この傾向をいいように取れば、会社ではなく仕事にコミットメントしているということになりますが、「自立(自律)した人材の主体的な行動を引き出す場」が職場であると考えると、やはりベースとして互いの信頼関係が不可欠だと言えます。

 信頼関係が必要だと言いながら、先日ある現場で「自分を信頼して欲しいという欲求は増えているが、会社・職場・他人を信頼していない…そんな考え方が増えているのではないか」という話が出ました。
 「信頼されると信頼する」。逆に言えば「信頼されていないと感じると、協力しない・手伝わない」そんな感じでしょうか。

 組織-個人、上司-部下の関係においても、相手は自分を信頼しているのか?どちらが先に信頼するか?そんな駆け引きが展開される…駆け引きが先にあるのは、安心して働くことができない職場の一つの特徴かもしれません。

 元気の良い職場には、そういう駆け引きを気にしない貴重なヒトが存在するケースが多い印象を受けます。
 信頼される・されないということに関係なく、困ってるから(困ってそうだから)助ける、手伝う…利己に囚われず、利他を実践しているヒトがいます。

 職場のリーダーに限らず、メンバーの中にそういうヒトが一人いるだけで、職場の雰囲気はかなり違います。逆にそういうヒトが評価・尊重されずに流失すると、当然雰囲気が悪くなります。

 「利他」は大事だと言われますが、「利他・協力・援助」等を評価・尊重している現場は、まだまだ少ないのかもしれません(評価・尊重しなくても動くのが、本当の利他ですが…w)。

 「利他・協力・援助」を大事にできるヒト、組織を増やしたいですね。

<ヒューマナイズ通信 2023.09.06掲載 一部修正>
 https://humanize.co.jp/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?