吉次 潤(よしつぐ じゅん)

ヒューマナイズ(humanize)代表取締役。人材開発・組織開発・キャリア開発・コミュ…

吉次 潤(よしつぐ じゅん)

ヒューマナイズ(humanize)代表取締役。人材開発・組織開発・キャリア開発・コミュニティ開発を通じて地域貢献を目指す。Helpingを極めたい!キャリア コンサルタント、ワークショップデザイナー。りんごの花保育園の理事も兼務

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面倒見の良さと過保護、人が育つために必要なのは?「育てる」から「育つ」へ

 人手不足・人材不足が進む中で、人材育成についても次から次へと様々な話題や悩みが出てきます。  採用が難しくなる中で、早期育成も必要、同時に離職しないように丁寧に育てなければ…益々難易度が上がっている感じです。  これまではどちらかと言うと、人材育成に力を入れたくても時間が確保できない、やり方がわからないという悩みが数多く挙がっていました。  しかし最近は、以前よりも時間を割き、様々な方法で取り組んでいるが、上手く機能しないと言われることも増えています。  大切に育てようと

    • 多様性=何でもありではなく、多様性を活かすためにはフィールドルールを決める・浸透させることが重要! 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

       ダイバーシティ、DE&Iという言葉もよく使われていますが、人材の多様化が進む中で、マネジメントが難しくなったという話題をよく聞きます。  多様な人々が、多様な想いで働く中で、どう合意形成を図っていくのか、組織・チームとしてのパワーをいかにして発揮していくか、マネジメントの大きな課題です。  余談ですが、多様、多様性という言葉は、「色々、バラバラ」というイメージがあるかもしれませんが、全く別物・異質ではなくて、つながりの中に違いがあるということが多様(性)の本来の意味です

      • 明るい職場は必要なのか?…そもそも「明るい職場とは?」…ものごとを疑うことも必要では! 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

         顧客先の会議で「明るい職場」と「活き活きとした職場」ということが話題になったことがあります。  「明るい」と「活き活きとした」は似たような感じですが、そこで話題になったのは、一見明るい?と思われる職場では、明るさを保つために意外と疲弊していることもあるという内容でした。  そこで言われる「明るい職場」は、みんなが協調して、働きやすさ・居心地を大事にしているイメージです。  しかし、明るさ?だけを求めると、場合によっては周囲に合わせている行為が多くなり、お互いの関係性を維持

        • 新人の早期戦力化を再度考えてみる…どんな早期化が必要なのか?どんな戦力化が必要なのか? 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

           今年も新入社員研修をいくつか担当させていただきました。  採用が難しくなるにつれ入口とも言える新入社員研修は、例年以上にソフト?丁寧な?印象を受けます。  いずれにしても大事に育てようと言う思いを感じる場面が増えました。  新入社員の育成を図る際に、学生から社会人への切り替えが必要だと言われます。  確かにこれまでとは大きく環境が異なる中で、新入社員が適応していくためには、変えなければならないことが数多くあるのかもしれません。  しかし、当たり前のことですが、社会人らし

        面倒見の良さと過保護、人が育つために必要なのは?「育てる」から「育つ」へ

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        • 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】
          109本
        • 【よしつぐの独り言…】バックナンバー
          23本

        記事

          「誰か」が育てるではなく、「誰も」が育てる環境に!全員参加で定着化・戦力化を促進する! 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

           新卒採用も含め、労働力特に若手の労働力を確保することが難しくなる中で、若手の指導・育成に関しても関心が高まっています(今に始まったことではありませんが…)。  まだまだバラつきもありますが、以前と比べると、採用した後の定着化・戦力化に関心が高まっています。  オンボーディングという言葉もよく聞くようになりましたが、「組織にどう馴染ませるか」…新しく会社・組織に加わった人材にいち早く職場に慣れてもらうことで、定着化・戦力化を促進するための取り組みも増えています。  定着化

          「誰か」が育てるではなく、「誰も」が育てる環境に!全員参加で定着化・戦力化を促進する! 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

          真のリスク(脅威)は何か?リスクはピンチ・チャンス? 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

           体験学習の定番もの?として「的あて」という実習があります。 「的あて」の詳細については、割愛させていただきますが、何名かのグループで、制限時間内に指示書に基づいて、得点が隠された的を狙い撃ちして最高得点を獲得することを目的として実施されます。  高得点を獲得するためには、できるだけ他のグループの動向を読み、誰か(別のグループ)が的を狙って撃った後に、情報を収集・分析してから行動を起こす(的を狙う)方が得点を獲得しやすくなります(アバウトな説明ですみません)。  20年以

          真のリスク(脅威)は何か?リスクはピンチ・チャンス? 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

          人手不足・人材不足は、どこから? 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

           多くの現場で「人手が足りないから…」「人材がいないから…」という言葉を聞く機会が増えています。  何かを進めようとする際に、「人手が…」「人材が…」と言う言葉が乱発され、行く手を阻んでいるような感じを受けます。  人手不足・人材不足に対応するために色々と見直しが進められているようですが、やっぱり人が足りない…と言う話に戻ることが多々あります。  折角見直しを行うならば、もう少し前(以前)を真摯に分析することも必要です。  今現場で起こっている問題は「人手や人材が不足してい

          人手不足・人材不足は、どこから? 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

          多面的・多角的に物事を見ることで、仕事の深みを味わう! 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

           もうかなり昔の話になりますが、息子が小学校一年生からバスケットボールを始め、中学、高校まで続けていました。  多い時には年間約200試合観戦することもあり、バスケに関しては素人の私も、練習や試合を見続けることで、少しずつ面白さがわかるようになりました。  試合を観戦する方法としては、コートサイドで観る、またはコートから少し離れた二階から観る方法があります。  コートサイドで観るのは、横から(近くで)観るため、選手の表情や息遣いもわかります。大袈裟に言えば、気持ちも見ること

          多面的・多角的に物事を見ることで、仕事の深みを味わう! 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

          多忙な部署(人)とそうでない部署(人)の二極分化~見直すことが普通、当たり前の風土で対応を! 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

           人手不足・人材不足に加え、労働時間の制限も加わり、忙しい現場が増えています。  しかし、実際に問題となっているのは、多忙な部署(人)とそうでない部署(人)の二極分化です。  全部が忙しいというよりも、忙しいところとそうでないところが混在することで、様々なコンフリクトや問題が発生しています。  その結果、人と仕事(業務)の体制を再構築したいという相談が増えています。  当たり前ですが、多忙な部署(人)とそうでない部署(人)の二極化が進むと、組織の雰囲気が悪くなる傾向が強くな

          多忙な部署(人)とそうでない部署(人)の二極分化~見直すことが普通、当たり前の風土で対応を! 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

          コミュニケーションの質・量だけではなく、温度も大切!不安感を拭い去る温もりのあるコミュニケーションを!【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

           様々な組織にお邪魔してそこで働く人にインタビューを実施すると、本当に様々な意見やアイデアがあるなぁと感じる場面がたくさんあります。  しかしその一方で個々の持つ意見やアイデアが集団(組織)の活動につながっているかどうかは、また別の課題だと実感しています。  例えば、一人一人は良い意見を持っているのに集団になると意見が出なくなる。  一人一人はルールを守ることを理解しているが、誰か一人がルールを守らないといつの間にか多くのメンバーがルールを守らなくなる。  集団(組織)にな

          コミュニケーションの質・量だけではなく、温度も大切!不安感を拭い去る温もりのあるコミュニケーションを!【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

          隙間が増え続ける中で、新たな可能性を見出す!【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

           新卒採用や新入社員-若手社員研修をお手伝いすると、年々ジェネレーションギャップを感じる機会が増えています(笑)  若い方々と話をする中で、色々なことを知ってると思う反面、逆にこんなことも知らないのか(歴史的・世代的なことも含め)と感じることがあります。  知ってる人と知らない人がいるということではなく、一人と話している際に、良く知ってる部分と知らない部分の両方が存在し、ある意味極端で、会話をしている時にもどちらに合わせて話せばいいのか戸惑うことがあります(個人的にはそのギ

          隙間が増え続ける中で、新たな可能性を見出す!【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

          コンディションを整える、互いのコンディション確認と仕事に臨む準備が大切!【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

           最近、組織開発や人材開発の仕事をする中で、コンディションニングという言葉を聞く機会が増えました。  その名の通りですが、組織(チーム)として、個人としてコンディションをどうマネジメントするかという意味合いです。  人手不足や人材不足が進む中で、一人一人の能力を向上させることも勿論大切ですが、持っている能力をどう発揮するかも益々重要な課題になっています。  個々のコンディションが整っていないとチームとしてのコンディションも整わず、よいパフォーマンスが期待できません。  また

          コンディションを整える、互いのコンディション確認と仕事に臨む準備が大切!【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

          「積み重ねるスピード」と「失っていくスピード」…世代交代に必要な見出す力・活かす力!【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

           50代も後半になり、物忘れが激しくなったような気がします。  年齢を重ねると仕方ないのかもしれませんが、体力の衰えも感じます。  確実に様々な能力が落ちていると感じる場面が増えています。  脳細胞も年齢を重ねるごとに減ると言われています。  昔はそういう話を聞いても関係ないと思っていましたが、能力が落ちていることを実感すると、改めてその通りだと思います(いい加減ですねw)。  ビジネスにおいても経験やノウハウが勿論大事ではありますが、それ以上に時間が年齢や時間を重ねる中

          「積み重ねるスピード」と「失っていくスピード」…世代交代に必要な見出す力・活かす力!【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

          新たな学び方(学び)にチャレンジすることで、組織は活性化しイノベーションが生まれやすくなる!【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

           学び方を学ぶ、学び続けることは、終わりがないテーマだと言えます。  ○○学習法と称されるもの(個人的にはあまり好きではありませんが…w)が、次から次に出てくるのも、どれが正しいやり方ということではなく、多種多様な学び方があるという現れだと言えます。  一人で学ぶ、複数で学ぶ、身体を使って学ぶ、道具を使って学ぶ、TPOを変えて学ぶなど、様々な学び(学び方)があり、学び方を学ぶことで幅を持つことは大切なことです。  よく言われることですが、生成AIに代表されるデジタル技術が

          新たな学び方(学び)にチャレンジすることで、組織は活性化しイノベーションが生まれやすくなる!【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

          変えようとする力と維持しようとする力…よりよい変化を導き出す【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

           何か変えようとアクション(行動)を起こした場合、必ずその反動が起こります。  何らかのアクション=これまでの形や状況・状態を変えようとすると、必ずその反動=これまでの形や状況・状態を維持しようとする力が発生します。  「変えようとしたが、上手く進まなかった、思い通りに進まなかった」と言う話題もよく聞きますが、変化を起こすアクションとこれまでの形や状況・状態を維持しようとするアクションが同時に発生するためだと言えます。  何かを変えようと思って、懸命に取り組んだとしても、

          変えようとする力と維持しようとする力…よりよい変化を導き出す【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

          人事のデザイン・構築…個の力を引き出すために、ファミリーをどう位置付けるのか、意味づけるのか? 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

           現場における人手不足が、どんどん深刻化しています。  業種・業界や地域におけるバラつきはありますが、加速度的に進んでいる状況です。人手不足による倒産というニュースも増えてきました。  人口減少、特に労働力人口の減少が社会や経営環境に及ぼす影響は甚大です。  少しでも労働力を確保するためには、よく言われることですが、働く意欲を持った方々に、働く機会をできるだけ提供することが求められます。  そのためには、今まで以上に働き方、特に「働く時間」と「働く場所」について、柔軟に検

          人事のデザイン・構築…個の力を引き出すために、ファミリーをどう位置付けるのか、意味づけるのか? 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】