吉次 潤(よしつぐ じゅん)

ヒューマナイズ(humanize)代表取締役。人材開発・組織開発・キャリア開発・コミュ…

吉次 潤(よしつぐ じゅん)

ヒューマナイズ(humanize)代表取締役。人材開発・組織開発・キャリア開発・コミュニティ開発を通じて地域貢献を目指す。Helpingを極めたい!キャリア コンサルタント、ワークショップデザイナー。りんごの花保育園の理事も兼務

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真のリスク(脅威)は何か?リスクはピンチ・チャンス? 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

 体験学習の定番もの?として「的あて」という実習があります。 「的あて」の詳細については、割愛させていただきますが、何名かのグループで、制限時間内に指示書に基づいて、得点が隠された的を狙い撃ちして最高得点を獲得することを目的として実施されます。  高得点を獲得するためには、できるだけ他のグループの動向を読み、誰か(別のグループ)が的を狙って撃った後に、情報を収集・分析してから行動を起こす(的を狙う)方が得点を獲得しやすくなります(アバウトな説明ですみません)。  20年以

    • 人手不足・人材不足は、どこから? 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

       多くの現場で「人手が足りないから…」「人材がいないから…」という言葉を聞く機会が増えています。  何かを進めようとする際に、「人手が…」「人材が…」と言う言葉が乱発され、行く手を阻んでいるような感じを受けます。  人手不足・人材不足に対応するために色々と見直しが進められているようですが、やっぱり人が足りない…と言う話に戻ることが多々あります。  折角見直しを行うならば、もう少し前(以前)を真摯に分析することも必要です。  今現場で起こっている問題は「人手や人材が不足してい

      • 多面的・多角的に物事を見ることで、仕事の深みを味わう! 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

         もうかなり昔の話になりますが、息子が小学校一年生からバスケットボールを始め、中学、高校まで続けていました。  多い時には年間約200試合観戦することもあり、バスケに関しては素人の私も、練習や試合を見続けることで、少しずつ面白さがわかるようになりました。  試合を観戦する方法としては、コートサイドで観る、またはコートから少し離れた二階から観る方法があります。  コートサイドで観るのは、横から(近くで)観るため、選手の表情や息遣いもわかります。大袈裟に言えば、気持ちも見ること

        • 多忙な部署(人)とそうでない部署(人)の二極分化~見直すことが普通、当たり前の風土で対応を! 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

           人手不足・人材不足に加え、労働時間の制限も加わり、忙しい現場が増えています。  しかし、実際に問題となっているのは、多忙な部署(人)とそうでない部署(人)の二極分化です。  全部が忙しいというよりも、忙しいところとそうでないところが混在することで、様々なコンフリクトや問題が発生しています。  その結果、人と仕事(業務)の体制を再構築したいという相談が増えています。  当たり前ですが、多忙な部署(人)とそうでない部署(人)の二極化が進むと、組織の雰囲気が悪くなる傾向が強くな

        真のリスク(脅威)は何か?リスクはピンチ・チャンス? 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

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        • 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】
          104本
        • 【よしつぐの独り言…】バックナンバー
          23本

        記事

          コミュニケーションの質・量だけではなく、温度も大切!不安感を拭い去る温もりのあるコミュニケーションを!【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

           様々な組織にお邪魔してそこで働く人にインタビューを実施すると、本当に様々な意見やアイデアがあるなぁと感じる場面がたくさんあります。  しかしその一方で個々の持つ意見やアイデアが集団(組織)の活動につながっているかどうかは、また別の課題だと実感しています。  例えば、一人一人は良い意見を持っているのに集団になると意見が出なくなる。  一人一人はルールを守ることを理解しているが、誰か一人がルールを守らないといつの間にか多くのメンバーがルールを守らなくなる。  集団(組織)にな

          コミュニケーションの質・量だけではなく、温度も大切!不安感を拭い去る温もりのあるコミュニケーションを!【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

          隙間が増え続ける中で、新たな可能性を見出す!【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

           新卒採用や新入社員-若手社員研修をお手伝いすると、年々ジェネレーションギャップを感じる機会が増えています(笑)  若い方々と話をする中で、色々なことを知ってると思う反面、逆にこんなことも知らないのか(歴史的・世代的なことも含め)と感じることがあります。  知ってる人と知らない人がいるということではなく、一人と話している際に、良く知ってる部分と知らない部分の両方が存在し、ある意味極端で、会話をしている時にもどちらに合わせて話せばいいのか戸惑うことがあります(個人的にはそのギ

          隙間が増え続ける中で、新たな可能性を見出す!【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

          コンディションを整える、互いのコンディション確認と仕事に臨む準備が大切!【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

           最近、組織開発や人材開発の仕事をする中で、コンディションニングという言葉を聞く機会が増えました。  その名の通りですが、組織(チーム)として、個人としてコンディションをどうマネジメントするかという意味合いです。  人手不足や人材不足が進む中で、一人一人の能力を向上させることも勿論大切ですが、持っている能力をどう発揮するかも益々重要な課題になっています。  個々のコンディションが整っていないとチームとしてのコンディションも整わず、よいパフォーマンスが期待できません。  また

          コンディションを整える、互いのコンディション確認と仕事に臨む準備が大切!【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

          「積み重ねるスピード」と「失っていくスピード」…世代交代に必要な見出す力・活かす力!【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

           50代も後半になり、物忘れが激しくなったような気がします。  年齢を重ねると仕方ないのかもしれませんが、体力の衰えも感じます。  確実に様々な能力が落ちていると感じる場面が増えています。  脳細胞も年齢を重ねるごとに減ると言われています。  昔はそういう話を聞いても関係ないと思っていましたが、能力が落ちていることを実感すると、改めてその通りだと思います(いい加減ですねw)。  ビジネスにおいても経験やノウハウが勿論大事ではありますが、それ以上に時間が年齢や時間を重ねる中

          「積み重ねるスピード」と「失っていくスピード」…世代交代に必要な見出す力・活かす力!【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

          新たな学び方(学び)にチャレンジすることで、組織は活性化しイノベーションが生まれやすくなる!【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

           学び方を学ぶ、学び続けることは、終わりがないテーマだと言えます。  ○○学習法と称されるもの(個人的にはあまり好きではありませんが…w)が、次から次に出てくるのも、どれが正しいやり方ということではなく、多種多様な学び方があるという現れだと言えます。  一人で学ぶ、複数で学ぶ、身体を使って学ぶ、道具を使って学ぶ、TPOを変えて学ぶなど、様々な学び(学び方)があり、学び方を学ぶことで幅を持つことは大切なことです。  よく言われることですが、生成AIに代表されるデジタル技術が

          新たな学び方(学び)にチャレンジすることで、組織は活性化しイノベーションが生まれやすくなる!【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

          変えようとする力と維持しようとする力…よりよい変化を導き出す【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

           何か変えようとアクション(行動)を起こした場合、必ずその反動が起こります。  何らかのアクション=これまでの形や状況・状態を変えようとすると、必ずその反動=これまでの形や状況・状態を維持しようとする力が発生します。  「変えようとしたが、上手く進まなかった、思い通りに進まなかった」と言う話題もよく聞きますが、変化を起こすアクションとこれまでの形や状況・状態を維持しようとするアクションが同時に発生するためだと言えます。  何かを変えようと思って、懸命に取り組んだとしても、

          変えようとする力と維持しようとする力…よりよい変化を導き出す【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

          人事のデザイン・構築…個の力を引き出すために、ファミリーをどう位置付けるのか、意味づけるのか? 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

           現場における人手不足が、どんどん深刻化しています。  業種・業界や地域におけるバラつきはありますが、加速度的に進んでいる状況です。人手不足による倒産というニュースも増えてきました。  人口減少、特に労働力人口の減少が社会や経営環境に及ぼす影響は甚大です。  少しでも労働力を確保するためには、よく言われることですが、働く意欲を持った方々に、働く機会をできるだけ提供することが求められます。  そのためには、今まで以上に働き方、特に「働く時間」と「働く場所」について、柔軟に検

          人事のデザイン・構築…個の力を引き出すために、ファミリーをどう位置付けるのか、意味づけるのか? 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

          今年のテーマ「縁起」。縁起を重ねる中で新たな可能性が見いだされる循環に携わりたい! 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

           今年の弊社のテーマは「縁起」。  縁起と言うと、仏教用語も含め様々な解釈がありますが、テーマとして掲げた縁起は「何事も相互に影響しあうことの中で存在している、影響の中で存在できることに感謝したい」という意味合いです。   「縁」は関連や接続を、「起」は発生や動きを意味します。  縁があることで、何かが起こることもあります。反対に何かが起こることによって、縁ができたり、深まったりする、そういう意味では、相互に影響しあうものだと考えられます。  縁が起につながり、起が縁につな

          今年のテーマ「縁起」。縁起を重ねる中で新たな可能性が見いだされる循環に携わりたい! 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

          生きている仕事に携わりたい! 仕事やキャリアに関してストーリー性が求められている時代 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

           今年は新型コロナウイルス感染症が5類感染症へ移行しこともあり、人材開発や組織開発の現場でも「何年ぶりに○○しました」という話題が増えました。  当然、以前と全く同じという訳ではなく、戻った部分もあれば、戻らない部分も混在する、そんな場面が多かったように思えます。  混在する状況に対応するために、結果として新しい対応が求められることが多かった印象です。  デジタル化の進展も含め、変化のスピードは益々速くなっている感じです。「10年後になくなる職業」という話題も度々取り上げられ

          生きている仕事に携わりたい! 仕事やキャリアに関してストーリー性が求められている時代 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

          ヒトがいない時代─ヒトの持つ熱・熱量をどう取り扱うのか? 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

           ヒトの流れ、動きが活発化する中で、事業展開に見合った人がいないという話題が増えた一年だったように感じます。  「人手が足りない」といった人員としての数的な不足感、「この仕事ができる人がいない」といった人材としての質的な不足感、様々な局面で「ヒトがいない」という声を聞くことが急増しました。  当然のことながら、不足している状態を採用で埋めていくことも困難になっています。  採用以外の方法─人材育成や職場環境整備、DXやAI活用によるヒトに頼らない仕組みづくり等─が急加速して

          ヒトがいない時代─ヒトの持つ熱・熱量をどう取り扱うのか? 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

          話を聴こうしなければ、対立が生まれて対立が深まる~平面的なリスニングと立体的なリスニングで話を聴く 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

           一応キャリアカウンセラーの端くれ(笑)でもあるので、カウンセリングを行う際に、傾聴・アクティブリスニングは、基本姿勢として非常に大切だと位置付けています。  カウンセリングに限らず、コミュニケーションを通して関係性を維持・強化していく上でも傾聴・アクティブリスニングは大切です。  傾聴・アクティブリスニングを行うには、平面的なリスニングと立体的なリスニングを意識すると効果的です。  平面的なリスニングとは、相手の言葉をありのまま・そのまま受け取ることです。  イメージと

          話を聴こうしなければ、対立が生まれて対立が深まる~平面的なリスニングと立体的なリスニングで話を聴く 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

          「人手不足」を解消するカギは、人手を確保することではなく、「ヒト」と「仕事」の組み合わせを再構築すること 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

           慢性的な人手不足が懸念される中で、経営・事業に必要な人材をどう調達するのか、人事の課題というよりも経営・事業運営の大きな課題としてクローズアップされることが増えています。  人手不足に関しては、以前から予測されていたこともあり、既に対応策を講じている組織もありますが、コロナが落ち着き人手不足が加速度を増す中で、対応が間に合わないという声も増えています。  自社(組織)に必要な人的資源をどう調達していくかについては、言い古された表現ですが、量的側面・質的側面、両面から検討

          「人手不足」を解消するカギは、人手を確保することではなく、「ヒト」と「仕事」の組み合わせを再構築すること 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】