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多面的・多角的に物事を見ることで、仕事の深みを味わう! 【Humanize Voice ~ よしつぐの独り言…】

 もうかなり昔の話になりますが、息子が小学校一年生からバスケットボールを始め、中学、高校まで続けていました。
 多い時には年間約200試合観戦することもあり、バスケに関しては素人の私も、練習や試合を見続けることで、少しずつ面白さがわかるようになりました。

 試合を観戦する方法としては、コートサイドで観る、またはコートから少し離れた二階から観る方法があります。
 コートサイドで観るのは、横から(近くで)観るため、選手の表情や息遣いもわかります。大袈裟に言えば、気持ちも見ることができる感じです。
 一方、二階から観るのは、上から(全体的に)観るため、チームとしての動きがよくわかります。チームとしての約束事を、忠実に守っているのもわかれば、その逆もよくわかります。
 個人レベルでは、上手い選手、特にパスを出したり、受けるのが上手い選手は、上から観ていると一目瞭然ですね。
 バスケに限らず、他の競技でも上手い選手は、フィールドでプレーしながら、上から(全体的に)見ている感覚を持っているような印象を受けます。

 同じ試合でも、後で映像で違う角度から見ると、新たな発見があります。
 上(全体的)からではわからなかったことが、横(近く)ではわかったり、勿論その逆もあります。

 ビジネスの現場でも同じことが言えます。上からだけでは、現場の感覚・感情がわからなかったり、逆に現場だけ見てると、大きな流れに気づかなかったり…よくあることです。

 マクロとミクロ、全体観と部分観、鳥の目と虫の目、具体と抽象、色んな例えがありますが、やはり両方の視点が必要です。
 個人レベルでも組織レベルでも、どちらかに偏っていると感じた時に、柔軟に異なる視点で見ることは大切なことです。
 全てを一人でやるのではなく、一人では難しいと感じれば、他の人の視点を利用する、誰かに相談することで補うことも可能です。

 要は多面的・多角的に物事を見るという意識を持ち、その手段を準備したり、使いこなすことが必要だと言えます。

 目の前の忙しさや出来事に懸命に対応することも勿論必要ですが、少し全体観を意識すると、もっと仕事の深みが見えてくるのではないでしょうか。

 取組んでいることの意味・意義、仕事の深みも大切にしたいですね。

<ヒューマナイズ通信 2024.05.22掲載 一部修正>
 https://humanize.co.jp/

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