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すごい会議の効果(前編) 対談者:雨宮 幸弘様

皆さまこんにちは!ヒューマングループnote編集担当 朝永です(^o^)/

今回のヒューマントークVol.26は、すごい会議の雨宮幸弘様をゲストに前編・後編でお届けいたします。

ヒューマングループが取り組んでいる「すごい会議」について、以前KAZコラムのほうでも取り上げていますので気になった方はぜひこちらもご覧ください♪

▼ヒューマングループと「すごい会議」との出会いとは?

まずは、弊社社長 内海と雨宮様との出会いからご覧ください!

雨宮氏との出会い

沖縄で出会った方からすごい会議?の話を聞き、書籍(大橋禅太郎のすごい会議)を購入、インターネットですごい会議と検索したら、雨宮さんのセミナーがあることを知り、早速受講~ヒューマン経営の中で問題解決方法に悩んでいた時だったので、会社に導入することを決定しコーチの雨宮さんに佐世保まで通って頂き指導を受けました。

会社経営において問題がなくなる事はないと思いますが、問題解決が素早くできるノウハウが身についたのは、すごい会議のおかげだと思っております。

※対談の本文は、2010年6月にヒューマンニュースレターに掲載したトークを当時の文章で掲載いたします。

すごい会議の効果(前編)

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<ヒューマンニュースレターVOL.37(2010年6月発行)より転載>

雨宮 幸弘 様
ヒューマングループ 代表取締役 内海 和憲

内海:私がすごい会議と出会ったのは、2008年2月、沖縄の富永浩義さんとお会いして、「お仕事は何をされているのですか?」とお尋ねしましたら、「すごい会議をしています。」と言われまして、そのときに紹介していただいたのがきっかけとなりました。その後、初めて雨宮さんのセミナーを受けさせていただきまして、「これはすごい!これはいける!」と直感で感じました。そしてこれをどう会社に導入しようかと考えた末、2008年9月、ヒューマングループで「すごい会議」をキックオフすることができました。
雨宮さんは、すごい会議のコーチインストラクターでご活躍ですが、どういう経緯ですごい会議をされるようになったのか教えていただけますか。

雨宮:僕がすごい会議に出会ったのは2002年夏でした。そのとき僕は、株式会社プランドゥーシーのレストラン・ウェディングの一店舗を任されていて店長をしていました。そのころ僕がどういう店長だったかというと、軍隊方式のマネージャーでした。僕が言ったことはやれ、やらなかったら辞めろ!という感じで、マネージメントで苦労しているそういうときに、おもしろいセミナーがあるからと誘ってもらったセミナーがすごい会議でした。

そのセミナーに大橋禅太郎氏が司会進行で来ていました。各店舗の店長6名と代表と7名で一緒にセッションを受け、1日目が終わったときに衝撃的だったのが、僕は研修慣れしていたので、この研修で何を教えてもらえるのかな?と思っていたんです。でも終わったときに何かを教えてもらったというのではなく、体験のなかで何かを得た!という感覚だったんですね。何か新しい文脈、何かこれから作り出されるんだろうなという期待と希望と不安が手に入ったんですね。禅太郎さんが話していた話は、全部座学ではなくてただの質問だったんですね。すごく気持ちがよかった。僕は、「あれしろ、これしろ」って言われるのがすごく嫌で、いくら尊敬している方からでも言われるのが大嫌いだったのですが、でも禅太郎さんは何も言わない、ただ質問するだけ。「うまくいっていることは何?」「今どんな課題があるのか?」「目標どうするか?」等々全部質問ですごく気持ちがよかったんですね。

「このやり方はすごい!」 僕が今までやってきたやり方と180度違っていました。僕は質問せずに、「いいからこれやれ!」と言っていましたから…。こんなに楽というか、ブレークスルーできるようなマネージメントの仕方があったんだと、セッションが終わったその日は興奮して眠れなかったですね。次の日にプランドゥーシー社長に、「これすごいから僕にやらせてください」と言ったんです。社長が、「禅太郎さんにこのすごい会議を全社にやってもらったら年間で5000万円はかかる。お前がやりたいんだったら、禅太郎さんに交渉するよ」と言って、僕に投資してくれたんです。そこから半年間くらいで、禅太郎さんのすべてをものにしようと、禅太郎さんのセッションに参加したり、僕のセッションに一緒にオブザーバーで参加してもらってフィードバックしてもらったり、そういうのを半年やりました。というのが僕がすごい会議をするようになった経緯です。僕がマネージメントが上手くて、マネージメントに苦労してなかったら、すごい会議を受けたとしても、多分ものになっていなかったと思います。一番苦難のときに出会いましたね。

内海: そのとき大橋禅太郎さんはお一人で「すごい会議」をされていたのですか?

雨宮:そうですね。日本に「すごい会議」をもってきて、1社目プレゼンして、1時間半後に2社目のプレゼンではじめて仕事がきたということですね。初期のころは「すごい会議」という名前ではなくて、「マネージメントコーチ」という名前で、海のものとも山のものともどこの馬の骨ともわからないようなそんな感じでしたね。

内海:実際にすごい会議をマネージメントで使ってみて、結果はいかがだったのでしょうか?

雨宮:プランドゥーシー全店舗に広めたときに効果があったのは、売り上げが毎年20%前後のびるようになりました。でも一番効果があったのが、社員が筋肉質になったということですね。今までは、言われたからやります。クレームがきました。解決案がわかりません。どうしましょうか? 上司教えてください。というふうに考えない社員が多かったんですけれども、質問されて自分で考えて答えをみつけて実行する。実行力、決断力、考える力、そういうものが社員に根付いて筋肉質になりました。ボーとしている社員はいなくなります。あと社風がかわっていきますし、新しい文脈が会社全体に作られますね。

内海:ブライダルというのは、その当時からかなり過当競争で厳しい状態だったと思うのですが、その中で数字を伸ばされていかれたというのは、社員の動きもあるのでしょうが、具体的に何か例はありますか?

雨宮:ブライダルプランナーというのは、代理店で7割から8割くらいが女性です。各店舗多いところで20名とか少ないところが4名ほどいるのですが、そのウエディングプランナーが成功したか失敗したかの指標が成約率なんです。新郎新婦を1件接客して1件受注したら100%成約ですね。月に大体10件くらい接客したときに自分の成約率がいくつになるのか、業界だと大体20%なのですが、その成約率をいかにあげるかが鍵で、日本全国どこのプランナーも成約率あげるのに必死なんですね。プランドゥシーで32-33%の成約率だったのが、すごい会議をやって半年くらいたつとチーム平均56%になり、年間の売り上げにすると数千万から数億、利益にすると結構インパクトがでてくるんです。というふうに成約率にコンバートされて効果が現れてきたのです。

内海:同じマネージメントでもすごい会議方式のマネージメントでの喜びとか、手ごたえとかは、違いがあるのでしょうか?

雨宮:達成感は違いますね。「雨宮さんのおかげでこんなに良いチーム、二度とないチームができました。」とお礼のメールをいただくとそれはやりがいを感じますね。すごい会議は革新的だと。
プランドゥシーという会社は、起業特有文化で若くて元気な採用ができていたので、このすごい会議が社外だとたぶん通用しない。プランドゥシーだからうまくいくと思っていました。あるとき、松本にあるホテルのオーナーが、「雨宮君、すごく楽しそうだから、うちのホテルのウエディングプランナーにもすごい会議をやってよ」と言われました。「成果がでるかどうか正直わかりません。たぶんでないと思います。なぜかというと松本だし、場所も違うし、マーケットも違う、いるメンバーも違う、起業文化も違う、上司も違う、お料理も違う、なにもかも全部違う。もしかしたら僕が毛嫌いされて逆に成果がでないかもしれない、それでもいいですか?」と返事をしましたら、「経営者としてリスクを受けるのはあたりまえだから、そんなのいいからやってよ」と言われまして、結局やらせてもらったんです。

そしたらそこが非常にうまくいったんですね。そのときに、確信的に「これはすごいんだ。企業文化は関係ないんだ。どの文化でもこれをやればブレークする数値はちゃんとできるんだ」と実感しました。そのホテルだけで、1年半ほど継続して発注してくれまして、ブライダルだけでなく、キッチンでも、さらに幹部でもやってくれと言われて、横断的にいろんな部署でやらせてもらいました。ホテルの再生というものは、外部からきて再生するのではなくて、すごい会議というサポートのもと自分たちの力でできたんで、「これはすごい。企業文化はまったく関係ない」と思い始めたんですね。

内海:それから独立されるまでのプロセスというのは?

雨宮:プランドゥシーの社長の知り合いの経営者の方々に営業していったのですが、どんどん受注していくんです、リピーターも増えていって。ふとあるときに僕自分で、会社をやってみたいと思うようになったんですね。ちょっと色気がついて。
社長に「プランドゥーシーという冠があるから僕が売れている。自分がプランドゥシーという冠なしに、どれだけマーケットに市場価値があるのか試してみたい。独立させてください」といったら、すぐに独立させてもらいました。2006年のことですね。

内海:独立されてからはどうでしたか?

雨宮:独立して、自分の市場価値がどういうものかというのを、いろんな企業にプレゼンしてセミナーさせていただいたり、受注させてもらったりして…。「ああこれならやっていけるな。市場価値は認知されているんだな」という安心感を感じました。 それからまた企業訪問して営業して…と、今にいたります。

(後編に続く)

雨宮幸弘氏プロフィール
大学卒業後東海銀行に入行。
その後株式会社プランドゥーシーに入社。ハウスウエディング店舗の責任者としてオペレーションに従事。そこで出会った「すごい会議」でマネジメントに開眼。すごい会議手法をプランドゥーシー全店舗に導入し、利益増額の成長する組織への変革に成功。
2006年株式会社ディシジョンを設立。代表取締役に就任。

「秘伝 すごい会議」大橋禅太郎氏・雨宮幸弘氏 著
「すごい会議・短期間で会社が劇的に変わる」大橋禅太郎氏 著
「行動力 力」大橋禅太郎氏 著


朝永のつぶやき

最後まで読んでいただきありがとうございます!ここからは編集担当がトークを読んだ感想をまとめたプチコーナーです。

今回はすごい会議の雨宮様との対談前編をお送りいたしました!

雨宮様がすごい会議と出会ったかきっかけからコーチとして独立されるまでを読んでいて、本当に”すごい”会議なんだと実感しました(^-^)

お話の中でも出ていましたが、自分で解決策を考えるからこそ、達成した時の喜びや溜まっていく経験値もきっと倍ですよね♪

私も常に「今の状態がより良くなるにはどうしたらいいか?」という考え方をしていけるようになりたい!と思いました。

それでは今回はこの辺で!また次回お会いしましょう♪

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