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音楽論 3、4、「芸術の書 断片」

3、耳から入る知性


 次には音楽で大事なのが、耳です。耳に音楽が流れてきて、心に入れる。頭に入れるのです。霊体に波動として入れる。それは、鑑賞者によって感じる世界は差があるかもしれません。その音楽の知性とは、抽象的な知性になるのです。音楽は眼に見えないので、心でその情景を思い浮かべ、音楽から流れ来る感情を受けるのです。その感情を受信する感性によって、その音楽の中にある思想や人生と世界を鑑賞者の中で感じていくのです。それを鑑賞者は心の栄養として行くのです。耳から入る音楽は抽象的なものですが、それを心や頭で感じ、体中に回って行くのです。そして、心を見つめる機会を発見して、音楽の中にある思想を体験するのです。それは、鑑賞者の感性でもって具体的に感じていくのです。

 耳からの知性で言うと対話もそうかもしれません。耳で感じるところに、知的な判断や抽象的な言葉を理解する入口となるでしょう。

 耳から入る音楽は、そのまま霊体に入って、調子を作ってく、その調べを通して、心に平安をもたらし、感動を与える。クラシック音楽の中には天上の響きがある。霊体はそれを感じ、耳から霊体に入り意識に影響をあたえる。それは、感動となって音楽にひたり、その音楽の世界に入って行けるのである。






4、音楽の世界


 音楽の世界ついてですが、音楽は他の芸術と同じく感動を呼び覚ます詩のようなものかもしれません。音による詩だと考えてよいと思います。それは、小曲もあれば交響曲などの壮大なものもあります。あと、演劇にも似ています。音楽によって物語を音の流れによって表現し曲として再現していく。そのように思います。音楽は色によって音色によって神の光を使っています。あと、作曲と演奏による波動もあります。それによって音楽に生命が宿って行くでしょう。人間の霊的な肉体はつねに音楽を流れています。もし、自分の体が具合悪い時、忙しすぎて脳が乱れる時、脳波がなんとかく乱れたとき、すこし、落ち着いて、ゆっくり椅子に座り、クラシック音楽を流して精神の調律させることで精神の調子をよくしていくこともできます。音楽は他の芸術同様に天上の表現があります。音楽のインスピレーションは天上からやってきます。音楽は、天上のメロディーであり、この地上に天上の雰囲気を流すために音楽家の使命があるといってもいいでしょう。芸術そのものに客観性があるので、その音楽を聴いたときに、思想なり、哲学なりをその音楽から芸術から感じるでしょう。それが、芸術に影響を受ける可能性について、思想や、その演奏者、作曲者の考えなり、悟りが出て表現されます。なので、音楽家は、自分の心を出していると言ってもいいでしょう。人間の霊体は常に音楽を感じています。どんな状況にも音楽をその霊体の雰囲気として流れているオーラなのです。なので、音楽は原初よりあり、この地上に再現するときには楽器などを通して実現していくのです。そして、音楽もまた天上のインスピレーションであり、霊感であり、人間の中にながれる、霊体に流れる波長であり、神の生命の波長であります。あと、音楽は精神の乱れた者に対して、美しい旋律をもって調和していくのです。音楽は神の音であり生命の波動であります。人間、神の子たちは、それぞれ個性をもっていて、それぞれに生命の波動をもって、音楽が流れているのです。それを地上にいる音楽家がそれを再現する事で、作曲や楽器演奏、歌となって、神の音楽を表現していると言えるのです。

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