見出し画像

母へお願いをした。〜不登校だった僕の話〜

不登校の頃、僕は母や祖父母にお願いをした。

「何か買ってきて欲しいものある?」という祖母に

「CDが欲しい」

と買ってきてもらって
何度も布団に潜りながら聞いた。

病院や整体に行った帰り母に

「漫画が欲しい」と風の谷のナウシカを

買ってもらった。

とても嬉しかった。

母と出かけるのが楽しみになった。


欲しい物がある時がほとんどだが 

違う時がある。

それは、僕の感情が苦しみや悲しみで
いっぱいになった時だ。

絶対に出来ないわがままを言う。
「今すぐ〇〇買ってきて」

わかっている出来ないことは。

「無理だって」言って欲しい。

そして僕はただただ感情を爆発させ
怒って泣きたい。

母や周りにとって迷惑なことだけど

抑えきれなくなった気持ちを

吐き出す方法は

それしかなかった。

そうやって、少し楽になれた。

そうやって、なんとか日々を過ごしてこれた。

他に方法があれば良かったけど。

苦しめてごめん。

ありがとうお母さん。


記事をお読みいただきありがとうございます。いただいたサポートはクリエイター活動費に使わせていただきます。不登校で苦しむ家庭がなくなって欲しい。