マガジンのカバー画像

日本語教師日記

26
運営しているクリエイター

#日本語教室

50代で独学!日本語教育能力検定試験体験記

こんにちは。たまです。 わたしは2018年度日本語教育能力試験を受験しました。その時にいろんな方の体験記がとても参考になり、ありがたかったです。その恩返しの気持ちをこめて、50代にして独学で試験に臨んだ体験をシェアしたいと思います。少しでも参考になれば幸いです。 日本語教師になるための勉強を始めることにした6年間介護を続けた認知症の義母がグループホームに入り、時間に余裕が持てるようになりました。これを機に、若い頃の夢だった日本語教師になるための勉強がしたいという思いがむく

「補班補課」からの「停班停課」

こんにちは。たまです。 台湾の公休日は、政府が発表する行事カレンダーをもとに、各企業がそれに合わせて休日を設定しています。 基本的に土日は2連休になるのですが、9/11(土)は、出勤・登校日になっていました。 これを「補班補課」といいます。 「班」は会社に行く、「課」は授業をする、という意味で、それを「補」おぎなうという制度です。 これは、連休を長くするために、平日を休みにし、その分を他の休日に出勤・登校することで補う、ということなのです。 ややこしいですよね💦

日本語教室 カタカナの学習

こんにちは。たまです。 地域のボランティア運営の日本語教室で教えています。 先日のブログ(→15歳の壁 外国につながりのある子どもたち)に書いた、来日したばかりのPくん(フィリピン・15歳)。毎週教室に通ってきています。土曜クラスにも来ているとのこと。よかった! この教室にも少し慣れてきたみたいで、時折ふざけてみたり、笑顔も見られるようになって、嬉しいことです。 ひらがなが一通り終わり、今回からカタカナを練習するということで、わたしが担当しました。 ひらがなやカタカナの指

日本語教室 雑談も勉強!

こんにちは。たまです。 昨日の日本語教室は参加者1名。 日系3世のブラジル人Rさん。 ボランティアは3人来ていたのに手持無沙汰。 結局みんなでおしゃべりして3時間ほど過ごしました。 Rさんは日本在住10年以上。日常会話に不自由はありません。 でも、日本社会に慣れてきて、微妙なニュアンスの違いなど、気になることがむしろ増えてきたみたいで、毎回、わたしたちを質問攻めにします(笑)。 日本人の「本音と建前」 昨日は「本音と建前」について議論。Rさん自身は、ストレートにものを言う

日本語教室 ベトナム実習生とN3

こんにちは。たまです。 地域のボランティア日本語教室の様子を綴っています。 先日はベトナム人実習生FさんのN3練習問題を担当しました。 N3文法問題を担当 前回は50音をイチから、今回はN3文法の練習問題。振り幅大きいです。だいぶ慣れてきましたけどね。いろんなレベルに携われるのでおもしろいです。 7月の検定試験に向けてがんばっているFさん。ネットで拾った練習問題をスマホで見ながら勉強しているようです。 自分で勉強できるタイプなので、勉強方法についてアドバイスできたらいいん

日本語教室 初級のひらがな

こんにちは。たまです。 先日の日本語教室。フィリピンから来た親子の初級のひらがなを担当しました。学習するのは娘さんでお母さんは付き添いです。 初級ひらがなの練習をしました 前回初めてこの教室に来て、50音をイチから始めたばかり。 文字を見て読めて、聞いて書けるように、練習です。 前回は、あ行からさ行までやったので、今回は、た行とな行。 まずは、ひらがな練習用のプリントを使って、文字の書き方、読み方を練習しました。 だいぶ慣れてきたのか、文字の識別も発音も、前回あ行を

久々の日本語教室は社会科の授業だった

こんにちは。たまです。 ゴールデンウイークの前から超忙しくて、 日本語教室に行くのはほぼ1ヶ月ぶりです。 教室に早く着いて待っていたら、最初に入ってきた生徒さんから 「『日本政府の組織』について説明してほしい」 と言われ、いきなり社会科の授業になりました! 「日本政府の組織」ですよ。何を説明したらいいんですかね? 内閣組織や政党、議院制度、選挙などについて、スマホで調べながら教え、生徒さんがそれを黒板に書き出すなどしながら、生徒さんの国との違いを聞いたり、政党の話か

日本語教師 就活中

こんにちは。50代にして就活初心者のたまです。 先日面接した日本語学校ですが、なんと現地で三次面接を受けることになりました。 実は、もともと、就活前に、現地に遊びに行くことは決まっていたんです。そのことをアピールした効果もあったと思われ、せっかく行くのだからその機会に面接しましょうっていうことになったのです。 Twitterを見ていると、日本語教師の求人採用は、なんかもっとポンポンと決まるイメージがあったので、まさか三次?と思いましたが、まあ、50代しかも初心者を雇用

初めての!教案と模擬授業の練習

こんにちは。たまです。 日本語教師養成講座では、教案を書いたり模擬授業の練習をする授業があるそうですね。 わたしは独学検定組なので、教案を書いたことも、模擬授業をしたこともありません。 なのですが!ワケあって模擬授業をすることになり、そのために初めて教案を書くことになりました。 課題はN5レベルの文型。 ネットで検索すると、出るわ出るわ、たくさんの方の教案がアップされています!ありがたや~! それらに目を通し、自分なりにしっくりくるところをピックアップして、アレン

日本語教室 お花見日和

日曜日は日本語教室のみんなとお花見に行ってきました。 教室は土日やってるけど、わたしは日曜しか行っていないので、土曜しか来ない人たちに会う機会が今までなかったのですが、今回初めて、ほかの先生や生徒さんにも会えました。 いつも教室に来るベトナム人の子が職場の友達を連れてきて、にぎやかな一行となりました。 桜はほぼ満開。桜並木を歩きながら「きれい!きれい!」と大はしゃぎ。ベトナムにも桜はあるけど、こんなにたくさん咲いているところはないらしいです。 女の子たちは写真を撮るたびにポ

日本語教室 N2学習と、日本人男性の家事参加

こんにちは。たまです。 先日の日本語教室。 今回は、N1受験を目指すニュージーランドの方を担当することになりました。先輩先生によると、この教室で初めてのN1受験者だとか。 先輩先生に「N2の復習からお願いします」と指示され、N2の文法テキストを開き、学習者さんに、どんなふうに勉強していきたいか簡単に質問してから始めました。日常会話は問題ないので、文法の細かいニュアンスの違いを説明したり、わからない言葉はスマホで調べたり、お互いに例文を作り合ったり、と、かなりフレキシブル。 こ

日本語教室 ベトナム実習生の学び

こんにちは。たまです。 地域ボランティアの日本語教室の風景を綴っています。 今日の参加者は、ベトナム人実習生5名、中国人定住者3名。珍しくみんな女性でした。 実習生はみんな日本語検定のN4、N3を受けたいと意欲的。 それぞれにテキストや問題集を持って来ています。 先輩先生いわく「このくらいのレベルになると、自分で学習していけるので、わたしたちは時々、わからないところをチェックしたり説明したりする程度でいい」とのこと。 わたし「みんな熱心ですね~」 先輩先生「そうよ。N3とれば

日本語教室に来る外国人たち

こんにちは。たまです。 地域のボランティアが運営する日本語教室に参加して1ヶ月。だんだん、この教室に来る外国人の様子がわかってきました。 今回はそんな外国人たちから垣間見える地元の外国人事情について書いてみます。 教室で出会う外国人地域の日本語教室でわたしが出会ったのは、以下のような人たちです。 ・日本人と結婚した定住者(中国人) ・本国から呼び寄せられた子ども(中国人、フィリピン人) (母親が本国に子どもを残して来日し、日本人と結婚して、そのあと、子どもを呼び寄せるという

日本語教室 4回目

前回の反省から、教材研究をしよう!と決意し、先日、テキストを大人買い! 『みんなの日本語 初級Ⅰ』『みんなの日本語 初級Ⅱ』と、それぞれの『教え方の手引き』計4冊を購入しました。 朝、出勤前にカフェに行って、1時間半ばかり勉強します。 前回担当したMさんが、『みんなの日本語 初級Ⅱ』27課をやっていたので、27課の復習と28課の予習から取り組みました。 『教え方の手引き』とN1netさんのサイトを参考にしつつ、自分なりにアンチョコにまとめたり、教材をgoogleドライブにアッ