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久々の日本語教室は社会科の授業だった

こんにちは。たまです。

ゴールデンウイークの前から超忙しくて、 日本語教室に行くのはほぼ1ヶ月ぶりです。

教室に早く着いて待っていたら、最初に入ってきた生徒さんから 「『日本政府の組織』について説明してほしい」 と言われ、いきなり社会科の授業になりました!
「日本政府の組織」ですよ。何を説明したらいいんですかね? 内閣組織や政党、議院制度、選挙などについて、スマホで調べながら教え、生徒さんがそれを黒板に書き出すなどしながら、生徒さんの国との違いを聞いたり、政党の話から「維新」って何?と質問が出て、歴史の話にまで広がったりしておもしろかったです。
同時に漢字や語彙もチェック。この方はN2勉強中なのですが、あまり体系的に学習したことがないらしく、漢字の「へん」や「つくり」の仕組みを知ってびっくりしていました。

いやあ、でも難しいですね!
日本語の先生は、日本語だけじゃなく、日本に関するさまざまな知識が必要ですね。
一般の日本語学校でも、いきなりこんな質問が飛んできたりするんでしょうか?? でも質問してもらえれば、それを調べることで、わたし自身も勉強になるし、ありがたいです。

毎回のことながら、もう少しあそこをうまく説明できたら、とか、関連する語彙や文型を提示できたら、とか、思ってしまいます。
まあ、毎回突然の授業なので、準備もできてないのですが、それにしても、もっと瞬発力がほしいです。

後半は、日本に来たばかりのフィリピン人親子のひらがなの練習のお手伝い。と言っても、ひらがなカードを読み上げるのをそばで聞いてあげるだけ。50音をイチから始める生徒さんの対応は初めてで、とにかく様子を観察です。「こ」と「い」は形が似ているので間違いやすいのだな、とあらためて思いました。

わたしは最近、台湾華語の勉強を独学してるのですが、学習者として、外国語を学ぶ難しさを日々痛感しています。もしネイティブの先生がいたら、発音を直してほしい、語彙の意味を教えてほしい、日本語の言い回しを華語でどういうか教えてほしい、と思います。

この教室に来るみなさんは、何を求めて来るのかな?ひとりひとりにインタビューする時間も手間もないのですが、知りたいですね~。 でもこの教室の良いところは、いつでもどんな人でもウエルカム!というところ。その敷居の低さが、地域の外国人の拠り所となって、20年近く頼りにされている所以だと思います。 教える側としては延々と試行錯誤が続きますけどね。

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