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日本語教室 雑談も勉強!

こんにちは。たまです。 昨日の日本語教室は参加者1名。 日系3世のブラジル人Rさん。 ボランティアは3人来ていたのに手持無沙汰。 結局みんなでおしゃべりして3時間ほど過ごしました。 Rさんは日本在住10年以上。日常会話に不自由はありません。 でも、日本社会に慣れてきて、微妙なニュアンスの違いなど、気になることがむしろ増えてきたみたいで、毎回、わたしたちを質問攻めにします(笑)。

日本人の「本音と建前」

昨日は「本音と建前」について議論。Rさん自身は、ストレートにものを言うタイプなので、本音を言わない日本人のことがよくわからないのだそう。日本人の本音と建前の使い分けは、これが正しい、というものがあるわけではなく、相手によって感覚的に生じているもの。これは、言葉の問題というより、感覚、経験。教えて身に付くものじゃないですね。 ある程度言語がわかってくると、考え方、感覚、習慣なども含めた言葉の運用にすすんでいきます。言語学習というより、文化や習慣の理解を深めていく機会や学習が必要になってくるのですね。 Rさんは、まさにそういう機会を求めてこの教室に来ているようです。

「違い」

外国の方との会話の中でさまざまな「違い」を感じることがありますが、それが、国民性に根差したものなのか、個人的なことや個性によるものなのか、見極めないといけないな、と感じています。 一概に「〇〇人だから」と思ってしまいたくない。だからといって、その国の文化や感覚を無視するものではない。 一面的な決めつけをしないように気をつけないといけない。それは、日本人同士であっても同じなのですけどね。

語学が上達する人

この教室に来る方は語学学習に熱心な方が多く、Rさんもいろいろなアプリや教材を使って自学自習しているようです。 わたしも中国語を勉強してまだ2ヶ月ほどですが、同じ語学学習者として刺激を受けました。 Rさんのおすすめアプリは「TED」 好きなスピーチは何度も繰り返して聴くのだそうです。 そのうちの一つについて「どんな内容か教えて」と言ったら「長い話題をまとめて話すのが苦手」だとか。 「それなら、話を聞いてくれる人を相手に話す練習をしてみたら?」と提案したら、早速考え始めて、スピーチの内容を説明することにトライ!すばらしい~。こういう素直さ、勇気がある方は、伸びますよね!わたしも見習わなくては!と思いました。 学習者さんの苦手なポイントを見極めて、適切な学習提案をするのも大事なことだなと、気づかされたことでした。

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