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感じる手、施す手

私の行っている定期セミナーでは、トレーニングだけでなくケヤやストレッチなどの施術も行っています。

そんな中でよく言うことはこの

感じる手と施す手

を磨きましょう!ということです。

なぜそれを磨くかというと
トレーナーやセラピストは効果を出してナンボですが
効果をだすにはある程度の時間がかかると”思い込んで”います。

確かに安定した効果=ダイエット、肩こり改善など
は数週間から数カ月かかるといわれていますが
逆算すると数か月後に効果を出すなら『今日はこのくらいの効果をだす』という確認があまりできていないように思います。

この逆算ができないのになんで
「1か月で2kg痩せましょう」とか
「まかせてください!効果出します」とか言えるんでしょう?

ようは100がゴールだとしたら今日は少なくとも5は前に進んでいないといけないってこと。
その5はどうやって確認するのか?
それが感じる手です。


もっぱら注目されるのは施す手です。
それは派手に動いているほうの手でこれが動いているから術が施せるのです。
それに対し感じる手というのは主に施術・ストレッチ中
・体が動かないようにおさえる
・施す手を支えている

方の手になります。

施す手で施術を行っている際、この感じる手を適切に使えれば
ムニュッ…ジワー…スーートン
と、筋のテンションが下がってくるのが分かります。

長くなりましたが話についてきてます?(笑)
この筋のテンションが下がっていくのが感じれれば(感じる手で感じる)
すくなくとも確実にゴールに向かって
施術の効果がでていることの証拠になるのです。

例えば3か月後ドキドキしてクライアントの効果を測定するより
確実に毎回手ごたえの感じた3カ月後はトレーナー・セラピストの方も気が楽です。

いつも言っていますが
検査や評価は大事ですが、それに何分もかかったり
クライアントの時間を奪うようならそれは適切じゃありません。
検査評価の時に見るのではなく
今回のように「リアルタイムで実行ー修正をかける」ことが大事なのです。

今回の記事をトレーナー用に例えると

手でもいいんですがトレーナーだと感じる目 施す口
みたいな感じですかね?(…全然うまく言えんかった。。。)

トレーナーも口頭で指導して時には体に触れて修正したり
その指導が適切に行えてるか目で確認します。

リアルタイムでそれを修正していくのも
トレーナーの技術です。


こういうことを言うと…

トレーナーは治療家じゃないからボディタッチは気が引けるとか
ハラスメント的に危ないんじゃないかといわれますが

そもそも、評価するのに体を触ったり
トレーニング中補助したり
日ごろやっているでしょ!?

施術じゃなくても
挙動不審の人や強引に体を触られたら
ハラスメントになりますわ!!!!

それは施術とかストレッチとかトレーニングの補助とかいう前に
あなたとクライアントの信頼関係
      &
あなたのコミュニケーション能力不足

なだけです(キビシメ!!!!!)

それなら正直にいってください
「どうやってコミュニケーションとればいいかわかない」
「クライアントをどう触ったらいいかわからない」
これが本心に近いと思いますがね(キビシー)


やっぱりセミナーとかするとこういう質問って
一定数あるんですが
ダメなのは二者択一で考えることです。

選択肢はYES NO以外にも自分で作れます。
YESNOに縛られた思考をすると
むしろトラブルは回避しづらいですよ。

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