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生々しいよ。トレーナーのなり方

さてはて…

専門学校の講師やトレーナーの面接なども行うことがある私。
最近輪をかけて"進路”や"転職”などの人生のターニングポイント(分岐点)でのアドバイスを求められることがあるので、ここで文章にまとめておきたいと思います。
ちょっと厳しい言い方ですが、脳内お花畑で根拠のない自信で突き進む方にはつまらない記事になります。
意外とそういう人がうまくいったりするのも事実ありますからね〜

将来飯が食えんのか?

「人々を健康にしたい」「カラダを鍛えて夢を叶えてあげたい」「この素晴らしいトレーニング方法(メゾット)を広めたい」「(今やっている(勉強していることよりも)やりたい仕事が見つかった」など、相談者の多くはこれを語ります。

もちろん最初の動機としてはこれらが原動力となり、貫けばポリシーとなり周囲に認知されればブランドコンセプトになります。
ただ、同じようなことを考える人はたくさんいてその沢山の人がマーケット、市場、業界を作っています。

この業界(市場)の中であなたが生き残らなければ最初に掲げた目標はかなわないわけです。(あなたのサービスが最も自分で優れていると思うならあなたが生き残ることがクライアントのためでもあります)

大事なことなのでも一度いいます
"叶えたい夢よりも"生き残ることが先”なのです。

生き残らないと、夢を叶えるスタートラインにすらたてない。夢を叶えるチャンスさえない、少ないのです。

生き残るために

競争市場の中で生き残るためにはまず、その市場を知ることから始めないといけません。
ここが意外とできておらず、自分の中の感想で「今業界こんなんだろう」「こんなことをするとクライアントがつくだろう」と自分の頭の中という小さな世界で物事を完結する人が多いです。

適切な回答を得るためには適切な質問できることが前提です。こういった先入観を持っている人にはアドバイスの中でまず自分が行きたい先、または今いる業界の適切な情報をもっているか?を質問します。

〜アドバイス①〜
自分が生きていく(生きていきたい)場所の情報をもっているか?
また、それは自分の先入観を排除して情報収集したか?

情報収集

情報収集をするなかで参考にすべきは、そこで働いている人です。
例えば、私は柔道整復師という資格をもっていてます。いわゆる接骨院、整骨院で働いている人です。
接骨院で働くということはみなさんどういうイメージでしょう?
白衣をきて、おじいちゃんおばあちゃんまたカラダを痛めた人を治して感謝されて…
もちろんそうですがもうちょっと適切に調べてみましょう。

接骨院は9:00〜19:30まで空いていて、スタッフがシフト制で勤務していると思いきや実は一人のスタッフが9:00〜19:30まで働いていて(10時間30分)休憩時間を13:00〜15:30までとすることで(2時間30分)適正な勤務時間に調整している"ところもあります”
10:30ー2:30=8:00

そして、患者さんを治しているイメージがあるかと思いますが実際1日に100人近く患者さんがくる接骨院もあります。
スタッフが3人いても一人33人の患者さんを見なければいけません。
そうなると一人の患者さんを15分で見て1時間で4名(スムーズに行けば)それを8時間続ければ1日32名の患者さんを見ることができます。

ここで引っかかった人がいます??
そう"見ることが”できるんです。15分で"治す”ことはかなり難解です
※もちろん腕の良い先生で実績を上げている接骨院もあります

ここで想像するに
例えば「技術を身に着けたい!」という理由で転職や進路を考えている方は
上記のようなハードな1日の内いつそういう勉強会や練習ができると思いますか?
当然、勤務後か休みの日です。
1日職場に10時間いて+○時間の勉強

現実的に見てできますか?
できるだけの意思があるなら大丈夫です。私もしてましたし。
ただ意思とか根性だけでは物事は解決しません。
冷静に考えて自分が求めることが実行できる環境か?

これらの情報を得るにはそこで働いている人が一番の情報収集源となります。また、ちゃんと数字を絡めて判断することが大事です。

〜アドバイス②〜
情報は働いている人からより詳細に生々しくゲットする
また、必ず数字を絡めて判断する。数字以外のものはふわふわして実態をつかめない


まとめ

ちょっと、当たり前のことを書きましたが相談者の中には何も調べずに来る方も多いです。
社会人として、大人としてちゃんと数字を含めたビジョンを描けるようにこの当たり前のことを頭の片隅においてみてください。

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