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虫よけで、意図せざる結果。

それなりに年季の入った中堅どころの築年数な建物ですので、網戸の建て付けも相応なわけでありまして。 

少しでも気を抜けば、隙間から一筋の光が差すわけです。

そしていつ入ってきたのか、小さなお友達がフリーダムに訪問してきては、気持ちよさそうに飛んでいたり、一つの場所でじっとしていたり、ときには人の周りを飛び、まるでじゃれているように絡んでくることもあります。


私決めました。

虫よけの設置です。

今どき、網戸につけておくだけで虫よけができてしまうという画期的なものまで存在していて、ありがたくその一つを頂戴してまいりました。

さっそく旦那さんにつけてもらいます。

掲示係だった私には、あきらかに曲がったそれが一瞬気になったのですが、ぐっと堪えてその分感謝に上乗せです。

よしこれで今年の虫対策はばっちり!なんて思っていたら、旦那さんが蚊取り線香も引っ張り出してきて、もはや鉄壁の家と化したのです。


のはずが。

のはずだったのです。

なのに、設置した日に限って足の長いあのお方や、よくわからない2センチほどの飛びそうなはじめましてなお方がこれみよがしに出てきなさって、私の頭はいまだに少し混乱しております。

虫よけをしたはずが、まさかの虫寄せになってしまっているのです。

全くの意図せざる結果に停止しかける頭をなんとか動かして、これを書いています。


なんということでしょう。

そんな今現在も、小さなお方が悠々と飛んでおられるのをお見受けしました。

重ねて失礼いたします。

なんということでしょう。


こう考えてみましょう。

今までにない強力な結界を嗅ぎつけて、気づかず一緒に暮らしていた彼らが焦り始め、一斉に脱出を試みた。


うん、きっとそうだ。そういうことにしておこう。

ん?それでいいのか?

だとしたら、まだ現れるのか?

こんがらがってきたので、ここらで指を止め、目をつむって深呼吸してきます。


虫よけとは。



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