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あと何年生きるか分からないけど生きる

私はずっと願っていた。私の苦しみがいつか誰かの役に立つことを。
名付ける事の出来ない曖昧な苦しみや悲しみや辛さや痛みや経験を
同じように苦しんでいる誰かに共有出来たら
その人が楽になるのでは無いか。
その為にならなんだって全て洗いざらいさらけ出したい。露悪でもいい。
私が欲しい救いの手を今貰えなくても
逆の立場になれたら私はいつか誰かに手を伸ばしたいと幼い頃から思っていた。
私の苦しみはニュースに取り上げられることの無い些細なものばかりで
大きな悲劇や苦しみの前では霞んでまるで取るに足らないこと。
だけれどそれを同じように耐えてなんでも無いとやり過ごし独り泣いている人は沢山いるだろう。
そんな人のなかの誰かの役に立ちたかった。
希死念慮等が出て自分の無価値さに起き上がれない時は
提供する臓器があるからまだ私には利用価値が残っていると価値を探ししがみついた。

でも私、人を不幸にした。前職で。
精神的におかしかったとはいえ新人の女の子に
職場で帰って!って強く言ったの。別の子の傍では死ねって言ったの。新人の子は恐らく発達障害、別の子は仕事もあんまりしない上から目線の生意気な子だったけど。
新人の子は会社が怖いと休職し、別の子は親も同じ会社の社員で大問題になった。
大嫌いな上司2名に呼び出されて2人がかりで詰問された。
彼女達への謝罪も断られ今後一切関わるなと言われた。
私はもう限界で逃げるように精神科に行って結局は退職した。

あれから数年経った。
そんな私が自分の幸せを大切に生きていこうとしている。申し訳ないけど私はいい人間では無いから私の為だけに余生を生きます。
もし今彼女達が私をパワハラで訴えれば甘んじて受け入れます。
私の事なんか忘れて乗り越えて幸せになってくれてたらいいけど…。

それでも私の為に生きます。


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