「 イイネ 」 の基準に感じた違和感
「イイネ」ってどんな写真にに押しますか?どんな投稿に押しますか?
私達が、「イイネ」を押す基準はなんなのでしょうか。
Instagramのアカウントを使って、どんな写真がいいねされるのか、
興味があって実験してみました。
その投稿画像をカテゴライズして、
平均イイネが多い順位にランキングにしてみました。
**イイネ数 No.1 【 顔写真 】
平均15いいね**
いわずもがな、顔写真つきの写真はイイネが多いみたいです。
**
イイネ数No.2 【 美味しそうな食べ物 】
平均13いいね**
美味しそうな食べ物は、良いですよね〜。反射的にいいねしちゃいます。
**
イイネ数 No.3 【 映えるかわいい写真 】
平均11いいね**
かわいいね〜。食べ物よりちょっとだけ不人気ですね。
**
イイネ数No.4 【 汚い写真 】
平均4いいね**
汚い写真や、ぶれた写真、なんの意味もない画像に対しても「いいね」サれることは驚きです。どうやら良い!と思ってるんじゃなくて、投稿者に「あなたに興味あります」のサインを送っているみたいです。なるほど。
**
イイネ数No.5 【 学習報告 】
平均4いいね**
最近英語の勉強をしているので、勉強報告をしていました。
【汚い写真】と、【学習報告】の平均いいね数が同じ!?!?!?
Instagramは、勉強したことを「いいね」と言ってくれる環境ではないんだなぁとしみじみ感じました。
そもそもInstagramは綺麗な写真を上げるところであって、
それ以外の写真を上げるところではないことは重々承知していますし、
それを批判するつもりではありません。
ただ、努力に対していいね!と言ってくれる場所ではないんだと感じました。
じゃあ、私達は何にいいねしてるのか?
それは、
その写真景色、きれいだね!
このケーキ、美味しいよね!
わたしたち、同じものを可愛い/美しいと思ってるよね!
です。
Instagramは自分なりの「かわいい」を集めたり確認したりする場所で、同じ世界観を持つ人同士での仲間意識や横のつながりが強い場所です。
いいねを送るときの基準としては、「それ良いね!」ではなく「かわいいね!」であり、そのかわいいの定義として「私達同じものを良いと思っている仲間だね!」なんじゃないかなと感じました。
そして、その仲間に入ったなら、そこから一歩出るんじゃねぇぞ、という気持ちがもしかしたらあるのではないでしょうか?
勉強系で投稿数が多いハッシュタグは
#勉強垢 #勉強垢さんと繋がりたい #勉強垢はじめました など、
勉強報告のアカウントは日常のアカウントと切り分けて使ってる人が多い様子です。
殺伐としたツイッターから抜け出し、
サンクチュアリだと思っていたInstagram。。。
その怖さを少し見た気がしました。
ということで、最近は「みんちゃれ」という習慣化応援アプリを使って
そこで学習報告をしています。
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