【医師論文まとめ】日本人の体重増減パターンが死亡リスクと関連-約6万5千人の長期追跡データから【Full Article・済】
はじめに
日本人約6万5千人の20歳から69歳までのBMIの長期追跡データを用いてBMIの変化パターンと死亡リスクの関連を解析した研究で、興味深い知見が得られました。
方法
研究チームは、まず潜在クラス成長モデルを用いてBMIの変化パターンを解析しました。その結果、参加者は6つのBMI変化パターン群に分類されました。
1安定的な低体重群:BMIが18.5未満で一貫して推移する群
2低正常体重から高正常体重上昇群:BMIが18.5-25の正常範囲内で上昇する群
3高正常体重から低正常体重低下群:BMIが25前後から徐々に低下する群
4正常体重から肥満上昇群:BMIが25を超える肥満域に達する群
5肥満から正常体重低下群:もともとBMIが高かったが低下していく群
6正常体重から肥満上昇群:50歳以降は最もBMIが高い状態を保つ群
次に、Cox比例ハザードモデルを用いて、これらのBMI変化パターン群と全死亡及び死因別死亡リスクの関連を解析しました。
結果
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