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自分で作ったものが一番

例えば椅子を自作したとする。もちろん既製品より力は劣る。しかし、自分で作った椅子には愛着がわき、 さらに「 既製品の椅子が、どういう接着剤やネジを使って作られているか?」 といった新しい視点が生まれる。それまでの人生では、 作り手の良い椅子を見ても特に何も感じなかったかもしれないが、実際に手を動かして関わってみることで、かつて無縁だったものに親しみが生まれ、まるで仲間が作ったもののように思えるようになる。
(メイカーズのエコシステム より)


身の回りで使っているもので、あなたがデザインに手を加えたものはどのくらいありますか?

モノは買ったら徐々に満足度が下がっていきますよー、という話を以前にしました。いくら良いものを買っても、時代の流れとともに古くなっていくので、時期に時代遅れの製品になります。その結果、不満が増えていくわけです。

それを解決する唯一の方法として、体験にお金を使えば、思い出補正にもなって良いですよー、というお話もしました。

「でも必需品は買わないといけないじゃん!どうすればいいの?」

今回はそういう声に答える方法を紹介します。

自分でデザイン

開始早々答えを言ってしまってますが、自分でデザインをすることで長期間使うものでも飽きずに使うことができるようになります。使用中の不満感も抑えられるはずです。

自分でデザインすることで、具体的には2つの良い効果が起きます。

1.デザインによる思い出補正
2.個性のアピール

1.デザインによる思い出補正

まず、自分でデザインをしたときの思い出が手元にずっと残り続けるというのが、一番のポイントです。思い出というのは徐々に美化されていくので、時が過ぎても不満は感じないのです。

古くなったときに、普通だとただの古い製品だと感じるところを、自分が何かデザインをすることで思い出の品になるわけです。

デザインといっても、形状を変える必要はなく、自分なりに何かラクガキするだけでも愛着がわくと思うので、是非やってみてください。

2.個性のアピール

自分で手を加えることで、自分の個性の一部になります。例えば、いつも着ている服がトレードマークになっている人はその服を捨てにくいですよね。

トレードマークほどでなくても、オリジナルで自分のために絵を書いてもらったとかそういったものでOKです。作ったときは大したこだわりはないかもしれませんが、じきに思い出補正で美しい思い出に変わります。

また、オリジナルで作ったものだと、コミュニケーションの際に話すきっかけになります。ただ高いモノよりも、オリジナルのモノのほうが聞く側も興味わきますよね。



今回は、自分の身の回りの物を自分でデザインしてみると満足度高いよー、というお話をしました。靴も椅子も簡単に自分で作れる時代です。ぜひ、身の回りのもので自分でも作れそうなものがあれば、自作にチャレンジしてみてください。宝物になるはずです。


参考:メイカーのエコシステム

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