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視点を変えてオリンピックを楽しみたい(1022文字)

パリオリンピックが始まった。


私には到達できない高みで戦う選手たちに、夢の舞台を少しだけ体験させてもらう気持ちで、応援するのが楽しみだ。


勝っても負けても、選手とスタッフ全員が、いい顔で日本に帰ってきて欲しいと勝手ながら願っている。


私が観戦する上で持ちたい視点の一つ目は、メディア対応についてだ。

メディアを通してわざわざメッセージを伝えてくれるアスリートは、ただスポーツをするだけではなく、メディアと関わる苦労もあるのではないかと想像する。

アスリートのように極める人だからこそ直面する苦労、そこから立ち直りまた戦いに臨むメンタルの鍛え方、フィジカル面のテクニックなど、私の生活にも活かせる知恵がアスリートの発言にはたくさん詰まっている。

負けた試合の終わってすぐのインタビューは選手の負担を考えてしまうが、伝えることも含めてのスポーツだと思い、しっかり味わいたい。



二つ目の視点は、選手たちが背負う競技の未来についてだ。

私は陸上競技をやっていたが、陸上は競技人口がピラミッド型のスポーツになる。一握りのトップ選手の下には、ジョギングやランニングを楽しむ877万人が競技を支えている。

競技によってはピラミッド型だけではなく、タワー型やつぼ型もあるそうだ。


【タワー型】は、競技人口が少なく、裾野の選手がそのままオリンピックに駆け上がる。

【つぼ型】は、中高生から競技人口がぐっと上がるのが特徴だ。


それぞれの型によって、練習環境や、大会の数も違うのだろう。それぞれの選手が目の前の環境を大切にし、オリンピックまでたどり着いている。


オリンピック選手は、競技の発展も背負っている。次世代のために、選手それぞれがどのようなロールモデルを目指しているのか、そのロールモデルを目指すようになった動機も、私はとても気になる。



様々な視点から見ようと工夫してみると、オリンピックが私の生活とも繋がっているのを感じる。
ただ過ぎ去っていくイベントではなく、この期間に私なりの学びをたくさん見つけたい。



※以下、競技人口について調べたら出てきた資料だ。選手育成の現代の考え方や、コロナ禍など時代背景で変化する競技人口の推移など、大変興味深い内容だった。これを読んで、オリンピックをさらに楽しんでもらえたら嬉しい。

アスリート育成パスウェイとは?|Athlete Pathway アスリート育成パスウェイ

日本のスポーツ競技人口の推移など「データでみる日本のスポーツ」 - 笹川スポーツ財団

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