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手と心と身体

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身体の成長、発展を現している歴史としての手 今の感情、想い、心の状況を現している信号としての手 そんな観点で書いています。
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指先

指先

東洋医学では、指先は『膈』(現代的には横隔膜ですが、上へは清らかなものしか上げないようにする為のフィルターの役割と考えられています)。

手指の反射区では、指先は良く頭や目に例えられますが、膈が機能してさえいれば、循環し、頭や目に届きますし、

指先も動脈から静脈へと変化して循環する点では似た側面があります。

専門的には『井穴主心下満』(井穴は心下が満ちている時に使う)と言う言葉があります。

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手と心と身体(4)

手と心と身体(4)



いわゆる手相と呼ばれるもの

東洋観相学の原点は神相全編と考えられますが、
その萌芽として、古代中国や黄帝内経、聖徳太子等が挙げられます。

手相は掌と言う1(太極、1つのテーマ)を
手紋で天・人・地として上・中・下に分けています。

1番上にあるのが天紋。西洋や現代では感情線等と呼ばれますが、内容は似たようなもの

天運やご先祖様、ご両親からいただいたもの、

真ん中が人紋。知能線。自身の

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手と心と身体(3)

手と心と身体(3)

手の形を縦横で大まかに分類したら、

もう少し広げて五種類で観察します。

木形
縦の伸びが著しい場合は肉厚があれば、成長、発達が著しい上に土台(胃腸)がしっかりしています。
何事にも頑張り、結果を出す手。
肉が薄ければ土台が繊細なので、何か一つに特化すると達成しやすい。

火形
木形より、細く鋭い感じがする。木形が行き過ぎている為、頑張り過ぎ、結果に拘りすぎる傾向。
目的に対しては脇目も振らず突

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手と心と身体(2)

手と心と身体(2)

手の形

元々持っているその人の特徴や成長、発達の過程が現れたものとして考えます。

東洋医学は5つに分類するのが基本

本来は八方向(八卦・九宮)で空間全てを表現しますが、ややこしくなるので単純に上下・左右(或いは前後)と自分の視点を合わせて5つ

上下は縦方向

陽と呼び、成長・発達の程度を現します。

前後・左右

陰と呼び、蓄積の程度を現します。

つまり、

細長い手は発達の程度が著しい

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手と心と身体(1)

手と心と身体(1)

爪について書いたので、次は手について書いてみます。

東洋医学では、肘から先、膝から先は胃の現れ。

手を大きく見ると、

手のひらは身体、指は心

手のひらだけで見ると、

手のひらの内側(掌)は心(心臓ではなく、心の機能を含めた全て)、手の甲は身体(骨格、筋肉の状況)

フラクタルと言う考え方に似た感じで観察します。

先ずは掌の色から。

掌は血流の良い状況を現すピンク色が最高。

次に血色

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