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涙活(るいかつ)!?

 「泣くことを増やしましょう」といったら、驚くでしょうか?
 泣くこと=悲しいときというネガティブなイメージを持っておられるかもしれません。確かに辛く悲しいときに自然に涙がでるということはありますが、逆に意識的に泣くことのよい側面が世の中で注目を浴びています。

 新型コロナウイルスへの対応として、今までのようには外出しにくい状況もあるかもしれませんが、家で映画や小説、漫画を読んで涙活をしてみるのもいいかもしれません。

泣くことの効果

1. リラックス効果
 泣くことで涙と一緒にストレスの物質を排出する作用があることが知られています。泣いた後は、リラックス効果も抜群です。身体を落ち着かせ、血圧や心拍数を下げたりする神経である副交感神経は睡眠によって最も活性化されますが、泣くことでも同様に活性化されるといいます。
 たくさん涙を流すことで、ストレスの解消や混乱・怒りが改善したという国内の研究結果もあります。

2. 眠りを深くする
 泣くことで疲労感や睡眠ホルモンの分泌を促進させて眠りを深くする効果や、免疫力を上げる効果もあります。しかし自分の体験での涙は、緊張状態や血圧上昇を引き起こして精神的疲労をもたらすため、よりストレス解消とリラックス効果を得るのに適しているのは他人の体験での涙となります。

「涙を流すと睡眠をたっぷりとったようなリラックス感が得られる」

 日々の生活の中で、素直に感情を出せる場面というのは、少ないのではないでしょうか?
 泣くことはストレス解消にも有効といわれていますので、映画やドラマを見たり、本や漫画を読むなど、自分の取り入れやすい方法で、涙を流すというのもリフレッシュ法の1つとして取り入れてみてはいかがでしょうか。

参照:医療法人社団 平成会「泣くことで得られる心身のメリット」https://heisei-ikai.or.jp/column/tears/
ヤクルト ストレスマガジン https://www.yakult.co.jp/archive/magazine/09.html
Precius.jp https://precious.jp/articles/-/7663


 ほっと岡山では、臨床心理士の野﨑詩織先生に相談員として来ていただいています。
 「悩みや困りごとはあるけど、病院に行って相談するのはちょっと…」「こんな悩みを相談してもいいのだろうか…」など、相談内容は何でも構いません。おひとりで悩まずに、お気軽にご相談ください。