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Episode 427 想いが焦げてしまうのです。

先日のブログで、スキな人が一番ヤッカイだと言うことを書きました
それはあなたのことを考え過ぎたカオナシ自身が、あなたの喜びを表現しようと頑張るのに、結果としてあなたの喜びを表現するどころか悲しませることになる、その目指した喜びと現実の悲しみの対極の中で、カオナシ本人の悲しみの理由を見失なう…ということです。

実は…この話とは別に、ASDの私が感情のやり場に困ってココロが迷子になってしまうケースがあってですね…先日のツイートにも出てきていた、「垣根を越えて対応しなければならない人」は、私の中でカオナシと違う意味で、またかなりヤッカイな存在なのです。

私にとって「キライな人」と「どうでもいい人」の対応は「外モード」というカテゴリ内にいる人という意味で、大きな違いはありません。
問題は外モードである「どうでもいい人」として対応すべきなのに、垣根を越えて「好きな人」に入り込んでしまう人です。

以前、私は「年上の人が好きだった」という話をしました。
これは私が「言葉=指示」として受け取る傾向があったからで、指示してくれる人の言葉が信頼できるか…という点が大きな要素になっていると指摘しました。
ASDであっても人間ですからね、好き嫌いは当然あるワケです。
私にとっての「スキな人」の要素として、信頼できる言葉を紡ぐ人…というのは「あるある」の話なのです。

これがね、パートナーであれば何の問題もないのです。
大っぴらにスキを表現すれば良いのですから…その表現が「カオナシ」になるって問題は、また別のハナシなのです。
でも、パートナーではない「スキな人」には、スキを公に表現できません。
何を言っているんだ…と思うのかもしれませんが、私は「仲良し」と表現できる対人的な "Like" の感覚に乏しいのです

あなたのことがスキ…が、"Love" の感覚に極めて近い。
でも、小川をジャンプして対岸に飛び移ってはいけないのです

私には、スキを表現してはいけない "Love" を抱えて感情の行き場を失い、ひとりで勝手に黒焦げになってしまうことがあるのです。
その想いを「消火」してくれるのは、いつもパートナーなんですけどね。
私の "Love" を打ち消せるのは、対岸に飛び移ることを許してくれるあなただけなのです。
あなたが傍にいてくれることは、私の「外モード」を適正に保つために重要なことでもあるのです…大きな声では言えないのですけどね。

ただね、気負抜くとそこにはカオナシが…あぁ。

旧ブログ アーカイブ 2020/4/27

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