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2年越しに「短歌」に再挑戦。最近できた24首を公開します

タイトルの通り、最近短歌に再挑戦している。きっかけは、現代歌人のたなかましろさんの短歌ワークショップに参加する機会をいただいたこと。

実は2年前くらいに一度短歌に挑戦したことがあるのだけど、自分から生み出される短歌があまりにも拙くて耐えられず、途中で断念していた。

それからというものの、たまに気に入る歌集に出会っては、「私も短歌を詠めるようになりたい」と思っていた。

しかし、日々忙しなく過ごしているうちに、やっぱり短歌に向き合うことなく、もう2年も経っていたのだ。

改めて短歌に挑戦したいので、今回はそんな気持ちを胸に、久々に詠んだ24首に、お気に入りの写真を寄せて、恥を忍んで公開したいと思う。

最近詠んだ24首

絆創膏を剥がすみたいに朝が来て 私の中身が漏れ出して行く

あたたかいハグを知らない生き物に 愛を教える先生になる

それが愛じゃなくてもいいよ 餡ぱんを一口くれる優しさはある

体温を分け合うような恋をして あなたのいないベッドが冷たい

間違いも知らない過去も降る雨も あまいピントも愛してほしい

あのころはこの世のすべてが悲しくて 生きているだけで恥ずかしかった

よく食べますよく喋りますよく泣きますあなたを好きになったあの日から

何気ない会話がこんなに嬉しくてLINEの履歴を何度も見返す

「ですしね」の「しね」の部分を削るため 頭を悩ますあなたの品よ

包容力があってほどよくだらしない 君の布団は今日も巻き寿司

「推し」という言葉にあなたを閉じ込めて なかったことにするこの恋心

ダイヤモンドダスト1人で輝かないで まだこの恋は始まってない

知らなかった 知りたくなかった 好きですと 伝えられないことが苦しい

クリスチャンなんだと知って口付ける 私はあなたの妻じゃないのに

致死率の高い世界を今日もゆく もう出会えない あなたを想って

愛するということと書いた本一冊 あなたはきっと読んではくれない

片頬にあなたの髭があたるたび 笑みが溢れる真冬のこたつ

脈々と流れる人が血液のように見えたり 東京の夜

死神が八の字跳びで回るから 明日はきっと雨だと思う

甘えるな泣いていいよの繰り返し タイムラインが明日を殺す

屋上で青を目にした友人は 天使のなり方を知っていた

長い毛も鋭い爪もないですが どうかあなたのそばにいさせて

白シャツについたシミ見て安堵する そんな私が1番醜い

1億年あれば私も宝石に なれると知った今日は死なない

私の短歌への再挑戦はこんな感じ。記事を書くことを仕事にしているのに、短歌を公開するのはこんなに恥ずかしいのはどうしてだろう。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。これからも短歌をほそぼそと短歌を続けていきたいので、感想などコメントをいただけたら、とても嬉しいです!

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