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政治家への道⑰ 選挙本番 演説に魂を込める

前回は選挙戦本番中の選挙カーの運行について解説しました。私は選挙カーに乗っている間も最大限のメッセージを発信するように心がけていますが、具体的な政策を伝えることは不可能です。それがリアルにできる唯一の方法が街頭演説です。街頭演説の一般的な方法はすでに3回にわたって解説しましたので、そちらを読んでください。

選挙期間中の街頭演説は通常の街頭演説とは異なる性格を持ちます。冒頭では聞きに来てくれている人に感謝の気持ちを表明した方が良いでしょう。支援者に気を遣ってひたすら感謝を述べて政策に入らない人がいますが、それでは内輪の演説になってしまいます。聴衆の雰囲気を見ながら1分ほどに絞って内容に入った方が良いと思います。

同じ政策を繰り返す勇気を持つ

街頭演説では基本的に理念と政策を語るべきです。聴衆が立って聞くことを考えると、屋外で演説ができる時間は10分から最大で20分です。演説で訴える項目は3つから最大で5つまでに絞り、基本的に同じ内容を繰り返し伝え続けます。同じ演説を続けていると本人も飽きてきますし、聴衆が同じだと話題を変えたくなるものですが、私はお勧めしません。むしろ同じ話をより的確に熱をもって伝えることを考えるべきです。

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