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政治家への道④ 街頭演説その一

※こちらの記事は、Voicyの4月9日配信分をGoogleドキュメントで文字起こししたものをベースにしています。Voicyでは有料配信としているため、こちらの記事も有料とさせていただきます。ご了承ください。

前回は、まずは川上から歩いて色々な人の話を聴いてみようという話をしました。歩き始めて1ヶ月後あたりから、街頭で話した方が良いと思います。私自身はゼロから始めて20年あまり経験を積んできました。私の失敗談は初めて挑戦する人に役に立つと思いますので、まずは街頭演説の経験から話したいと思います。

ハンドマイクを用意せよ

演説にも色々な種類がありまして、演説会のようにホールなどの室内でやる演説と、街頭演説とで若干やり方は違うのですね。最初から上手に喋る人はいません。長年講演を仕事にしてきた人は上手なので、いきなり人に集まってもらって話すというのもあり得るかもしれません。けれども、ほとんどの政治家志望の人はそのような経験はないと思いますので、まず街頭演説に挑戦してみるのが一番良い方法だと思います。多くの聴衆の前で聴くに値する話をするのはかなり難しいです。そこはしっかり街頭演説で準備をした上で聴いてもらえる場面を作るのがおすすめです。

私は28歳の時に落下傘候補でゼロからスタートしました。知り合いは1人もいませんでしたので、まず三島駅前に立って街頭演説をするところからスタートしました。25,000円くらいのハンドマイクを購入して肩から担いで街頭に立ちました。今はハンドマイクの音の性能も良くなりましたし、マイクはコードレスになりました。使いやすくなっていると思います。最近は頭にかけるタイプのマイクを使って両手が開いた状態で演説している政治家もいます。IT企業の社長なんかのプレゼンテーションでそういう姿を見ることがありますが、見ている側は慣れていないのが難しいところです。マイクは持って喋った方が、行き交う人たちに「喋っているんだな」ということがわかってもらえるので、私はそちらがおすすめです。

演説を聴いてもらえない日々

最初に通勤時間中の朝に街頭に立ちましたので誰も聴いてくれない。通勤中の人たちは忙しいですから手応えがありません。通勤中の人は最短距離を歩いて一刻も早く電車に乗りたいですから、街頭演説をしていると邪魔になっていないか始めは気になりました。邪魔にならない場所に移動すると存在を知ってもらえない。このジレンマに苦しみました。毎朝1時間半から2時間くらいやりましたが、始めは苦痛で仕方がありませんでした。ただ、不思議なもので誰も聴いていないと思っていい加減な話をしていると苦情がくる。実は聴いていないようで聴いている人がいるのが通勤時間中の街頭演説です。

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