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音楽コラム

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#波動

周波数セラピーとは

バイオリンという楽器は弾くたびに、何度も調律を行います。 その日の湿度と温度に左右されるだけではなく、練習の中で弦を指で押さえ、弓でこする度に、ズレが生じるからです。 人間の体もまた然り。 この地球でさえ常に揺れているわけですから、固定されたものなど、ひとつとして存在しないのかもしれません。 音についてお話をするとき、風鈴に例えることがよくあります。 うだるような真夏の暑さの中、音を聴いたからといって、物理的に温度が下がる訳ではありません。ですが「美しい音」が存在す

生命の瞬きを閉じ込める

先日、aiさんの素敵な作品が、おうちに届きました。 お部屋の中にパッと春の息吹を感じる、サクラとビオラの押し花カード。 なんと美しく、可愛らしいのでしょう! aiさんの作品は、生命の瞬間を、そのまま平面の中に繋いでいるかのよう。 生き生きと立体的で、今にも香りがしそうな押し花は、誰にも真似できない、愛から生まれた手仕事だと思います。 お花たちもニコニコと喜んでいるのが伝わってきて、とても嬉しくなりました。額に入れて、これからも大切に飾らせていただきます。 さて、わ

男性性と女性性の統合

ヴァイオリンリサイタルまで、あと2週間とすこし。 今までは、ピアニストさんとお互いの世界観を照らし合わせ、音を探ってきたけれど、ここから先は「ひとつの音」としてふたりが融合していかねばなりません。 そう考えたとき、自分の中に、女性性に対するブロックが根強く残っていることを発見しました。 そう。わたしは、自分が女性であるという事実を受け入れるのに、とても抵抗があるのです。 生まれ変わったら、絶対に男性になって、ひとりの女性をしあわせにしたい。 それが、わたしの昔からの

仕事とは愛を目に見える形にすること

改めまして、4月10日のバイオリンリサイタルにお越し頂いた皆さま、遠くから応援してくださった皆さま、ほんとうにありがとうございました! クラシック音楽は、宗教や時の権力者との、切っても切り離せね密接な関わりで発展していった側面もありますが、そういった流れには迎合せず、自分の音楽を貫き通した「ベートーベン」という稀有な作曲家を軸に、彼に影響を受け、のちの時代への架け橋となった作曲家を集めて、プログラムを組んでみました。 曲目解説にも書きましたが、リサイタルの1曲目に演奏した

本番前のルーティン

リサイタルまでひと月を切って、精神が良い感じで壊れてきているのを感じます。やらなくてはいけないタスクはたくさんあるのに、心も頭も追いつかず、なんとも、もどかしい。 さきほど訪れたaiさんの記事では、四字熟語が全く思い浮かびませんでした。 ①あとは野となれ山となれ ②布団がふっとんだ 「布団がふっとぶ」恋愛観というのは、一体何でしょう。でもなにか、自分の中でピンとくるものがありました。 さて、中学生のころから、本番前は2kgのダンベルで二の腕や肩甲骨周辺をほぐし、その

アロマチャクラ音楽会セッションのご感想

わたしの身体は、背骨を境としてイザナギとイザナミのように、左半身が男性性、右半身が女性性に微妙なバランスを取りながら、完全に分かれています。 そのような身体と付き合いつつ、自分ひとりではうまくいかないとき、全幅の信頼でもって体のケアをお願いしているRさんに、調整をお願いしていたある日 「音についてぜひ、お話をして欲しい」と企画して頂いたのが、アロマチャクラ音楽会でした。 豪雨が降りしきる中、一流のヒーラーさんが集結した、ありがたくも緊張する一日を振り返りたいと思います。

乗り越えるために与えられた傷

以前、演奏のお仕事で素晴らしい演奏家さんとの出会いがあって、この方が捉えているであろう音の世界に、心が震えたことがあります。 わたしは普段、お相手の了承なしに、リーディングのようなことはしないよう心がけているのですが、このときばかりは、どういう訳か、勝手に見えてしまった映像とメッセージがありました。 まずは鋼のように強靭かつ硬直した左半身と、首の根元に差し込まれた4本のボルトの映像。 「これらは音の深淵を探り、音と向き合わせるために、自分で設定した負荷」 というメッセ

アロマチャクラ音楽会

今朝は8時入りで水天宮前駅のロイヤルパークホテルへ、ご成婚されたカップルやご家族のための婚礼フェアの演奏でした。 徹底したコロナ対策のもと、20卓以上のお席が満席となり、本当に久しぶりに、多くの方の前で演奏し、音を使ったエネルギーワークをさせて頂けて、心身ともに癒されました。 家へ帰ってからは、ヨーヨーの遊んでコールを無視して(ごめんね)明日開催の「聴くだけで若返る?!アロマチャクラ音楽会」の準備のため、リーディングや音選びの作業に熱中していたら、こんな時間に。 実はま

タイスの瞑想曲における慈愛の視点

バイオリン独奏曲として有名な「タイスの瞑想曲」は、フランスの作曲家マスネによるオペラ「タイス」の間奏曲です。 舞台はビザンチン帝国統治下のエジプト。 厳格な禁欲主義者の修道僧アタナエルが、ヴィーナスの巫女で高級娼婦のタイスを改宗させようと試みる道のりの中で、タイスは真の神の愛に目覚め、心の純潔さを顕にしていくのに対し、アタナエルは性的な恋慕の気持ちを募らせ、いつの間にかお互いの立場を逆転させていくコントラストが、絶妙に描かれています。 ラストは、尼僧院で神の祝福に包まれ

ヴァイオリンリサイタルのお知らせ

昨年の秋から見送っていたリサイタルですが、2021年4月10日(土)14時から、やなか音楽ホール(西日暮里駅徒歩4分)にて、予定通り開催することに決めました。 まだ自粛期間も明けておりませんが、さらに先へ日程を伸ばすことは難しく、また、予定していたよりも、ずいぶん長い時間をかけて準備してきたこともあって、ここでひとつの区切りをつけたいと、勝手ながら思っております。 席数はホール収容人数の半数以下とし、入り口での検温・手指の消毒、休憩時間意外にも、曲間に5分程度の空気の入れ

習慣化するコツ

幼いころからバイオリンを弾き続けてきたせいか、継続することに対する抵抗感はわりに少ない上に、ちょっと体育会系な精神を持ち合わせていたりもして(笑)参考にはならないかもしれませんが・・・ 1. 近い未来に現実的な目標を設定するバイオリンの音をどんなに愛していても、次のレッスン、次の本番がない限り、日々の練習を真剣に取り組み、有意義なものにしていくのは、なかなかムツカシイものです。近い未来に実現可能な目標を設定し、小さなステップを踏む仕組み作りをすることが、とても大切なことであ

朝のルーティン

昨日の夜のこと。 ベッドに入って目をつぶると、頭頂部が突然パッカーンと開いて、強烈なエネルギーが流れ込んできました。 どうやら立春が訪れた合図のようです。おかげで、今朝は細胞が生まれ変わったように、元気いっぱい。 さぁ、新しい一年も、毎日のルーティンから始めましょう。 1. 窓を開けて換気 2. 鳥かごの掃除 3. 部屋のホコリを落として掃除機をかける 4. トイレ掃除 5. 玄関まわりの掃き掃除 6. 水拭き全般 7. 花や植物の水やり 8. お香やアロマで浄化

バイオリンの音を聴いて感動するのはなぜですか?

と聞かれて絶句した。なぜだろう? 全く答えられず、帰りの電車の中でひとり考えていると 「魂に直接届くから」 と声が聞こえた。では、感銘を受ける演奏と何も響かない演奏の違いは何だろう?それはテクニックというよりはむしろ、演者の本質と自我(エゴ)の差に依るのではないか。 その差があればあるほど、波動は荒く、届きにくくなる。 自分の中にある余分なものを削ぎ落として、削ぎ落として、その結果、あぁ余分なものなど何もなかったのだと気づかされたとき、はじめて愛の本質に触れる。