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〜女でいること〜
「もし生まれ変わったらまた女に生まれたい?」よくそんな話を友達にされる。
あたしは毎回、即答で「うん」と答えるのだ。
そんなあたしもかつて男になりたいと本気で思ったことがあったのだ。嘘だと思われるかもしれないし、笑われるかもしれないが、男になって悪い道を極めたいと思った。
もちろん、真面目に・・・。
それは確か道を外れ始めた14歳頃の話。
そんな若き頃もあたしにはある。
でも16歳で子供を出産し、人より早く母になったあたしは、そんな浅はかな考えを一気に覆されたのだ。
女でしか経験出来ない最高の喜び、最高な感動、最高なぬくもり。
それを確かに感じた16歳の夏。
あたしは女に生まれて心から良かったと。
女に生まれただけで、そんな貴重な体験を三回も経験し、三回も最高の喜びと感動を娘たちからいただいたから幸せものである。
だからと言って、子供を産んだからと言ってママだけにはなりたくない。そして結婚したからと言って妻だけになりたくない。
それはきっとこれからも変わらない。
母親でもあり妻でもあり、あたしは女でもある。
綺麗なママで、素敵な妻で、可愛らしい女でもいたいと思うのだ。
そのための努力は惜しまないし、美への追求もやめられない。
新しい洋服に袖を通す瞬間とか、新しいコスメを肌にのせていく感覚とか、それはもう幸せな一瞬なのだ。
ただ1つ。
そんな素敵な女であるために、やっぱり自分を愛さなくてはいけないことに気づいたのは、きっと外見だけではないものだと気づき始めた時。
見た目より心を綺麗にしたいとつくづく思えるようになったのは、きっと歳を重ねた自分がいるからだろう。
これからも女である自分を最高に愛したいと思う。
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