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當麻の里ぼたん祭り~中将姫ゆかりの地~


前回のnoteで、一眼レフ撮影を始めたはなしを書きました。

プロ野球選手を撮るだけでなく、静物、とりわけ自然もよく撮影しています。

今回は、奈良県葛城市にある當麻寺のぼたん祭りへ行ったはなしをします。


葛城市について

當麻寺のある葛城市の位置はこちら↓↓

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まず、読み方ですが「かつらぎし」と読みます。

二上山というフタコブラクダのこぶのような形の山を隔てて反対側は大阪府です。昔の人はこの山を越えていたとかなんとか。登山初心者でも登れる距離と高さの山が鎮座しております。

この葛城市、平成の大合併の頃にできた市です。

もとは、當麻町(たいまちょう)と新庄町(しんじょうちょう)という2つの町でした。わたしの小学生時代の記憶にもかすかに残っている名前です。

ゆえに、市役所の庁舎も新庄庁舎と當麻庁舎がありました。

が、ついこの間に當麻庁舎お別れイベントがあり、現在は新庄庁舎がメインで使われています。

酪農も盛んで、ラッテたかまつさんで乳製品を飲食・購入できます。ソフトクリームがとてもおいしいと評判なのですがまだ食べたことがないので、自転車をこいで食べに行きたいところ。

當麻寺

當麻寺は、中将姫(ちゅうじょうひめ)ゆかりのお寺です。

詳しくは、境内の説明書きの写真を読んでもらえればと思いますが、ざっくりまとめると以下の通りです。

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中将姫は奈良時代に生まれ、幼くして実母を亡くし継母に育てられます。昔話によくあるように、中将姫も継母から嫌われるんですね。ゆえにひばり山という山に捨てられてしまいました。

その後、父親と山中で再会し、平城京に戻ったのですが、中将姫ご本人の意思で當麻寺へ入ります。お経を1000巻写経し、17歳で仏門に入ります。

(わたしは仏教系の大学出身なので写経の時間がありましたが、10枚般若心経を書くだけでくたびれました。中将姫すごい…。)

そして、ハスの茎で作られた糸を使った4ⅿ×4ⅿサイズの曼荼羅を一晩で織り上げる伝説を作ります。最期は菩薩さまがお迎えにこられ極楽浄土へ旅立っていきました。

この中将姫の伝説をモチーフにした行事も毎年行われています。

本堂にはご本尊として曼荼羅が奉られていたり、奈良時代の双塔伽藍形式の塔が両方残っていたりと文化財的にも価値のあるお寺となっています。

最寄駅は、近鉄南大阪線当麻寺駅です。改札を出て右へ曲がったら、仁王門までひたすらまっすぐ歩いてください。

車でも行くことは可能ですが、周辺道路が狭く道が複雑で迷子になったことがありますゆえ、個人的には電車をおすすめします💦

當麻の里ぼたん祭り

さて本題のぼたん祭りです。お待たせいたしました!

「當麻の里ぼたん祭り」という名の通り、當麻寺だけでなく近隣の石光寺でもたくさんのぼたんが咲き誇ります。4月中旬~5月上旬にかけて見頃を迎えます。

連休の平日、5月6日に行ってきました。

庭園を見ながら文化財の中でお抹茶が頂けるということで、抹茶大好き人間、入場料+500円のお値段につられて抹茶付き券を購入し、いざぼたん園へゴー!!

庭園を進むとまずはツツジがごあいさつ。

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さらに奥に進むと、大小色とりどりのぼたんが咲いていました。

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この子はまだつぼみでした。

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うまく写真には撮れませんでしたが、番傘をかぶせてもらったぼたんたちもありました。

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なぜか傘の先っぽだけ撮っていたけれど、なぜ撮ったかは記憶にない…。

入口の方へ戻る途中には、特別公開で刀や薙刀を見ることができたのでかなりありがたかったです。

あと、中将姫の歴史の絵も展示されていたのでとてもよく理解できました(イラストや漫画で物事を理解するタイプの人間なもので)。


そしてついにお抹茶と対面!文化財の中で落ち着いて頂くお抹茶は最高でした。「作法は気にしなくていいですよ。」とのことだったので、茶碗を回すとかそういったことは一切省いております。

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あいかわらず自分は写りたくないので、恒例のアクリルスタンドくんに写ってもらいました。今回は田嶋投手アクスタで。

心身ともに豊かになる時間でした。

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文化財から見た庭園。

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新緑のモミジの葉もすがすがしい緑でした。

おわりに

ぼたんの花を満喫し、抹茶も満喫し、ついでに駅との往復で体も動かしリフレッシュできた休日となりました。

1つ後悔があるとするならば、プロ野球選手を普段撮っているレンズを持って行ったがゆえに高倍率になりすぎたため、全体像を撮れなかったことですね。次回からは、200㎜レンズの方を持っていきたいと思います。

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最後に、300㎜レンズだからこそ撮れた、チョウ(?)の写真を載せます。

歴史と自然を感じられる當麻寺へ、ぜひ一度お越しください。

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