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大好きな父へ「ごめんなさい」と「ありがとう」を伝えると決めた話

先日、友人で心理カウンセラー、ソプラノ、アマデウス音楽院事務局の植田ゆか子さんのカウンセリングを受けました。
私はそこで、ずっと自分の中で燻っていた想いを語りました。


私は父親に対して、申し訳ないという気持ちをずっと持っていました。
それはもう長いこと。
父は非常に勤勉で、頑張り屋さんで、そして家族想いの人です。
私はそんな父を尊敬しつつも、彼の示してくれるアドバイスに沿って生きていけない自分を持て余していました。
大学受験の時も、大学卒業後の進路も、結婚も、その後の仕事も。
4大に行って、正社員で仕事をして、結婚して、家庭を持って、いわゆる普通の生活を彼は望んでいました。
私も大好きな父がそう言ってくれるので、一度はチャレンジしてはみるものの何故かうまくいかず。結局色々疲れて傷ついて違う道を選ぶ私。
父親は元より、母親にも呆れられていたように思います。
私が同じ立場でも、きっとそうでしょう。

結婚して、占いに出会ってからは私は父親の言う普通の生活を追うのを徐々にやめていきました。
占いが大好きで、これを毎日やるんだと決めたからです。
もちろんすんなりと周りが受け入れてくれたわけもなく、色々とぶつかって、それでも私は自分の好きな占いを選んできました。
そう、結局私は離婚して、占いを仕事にしました。
あの時から私は、大好きな父が言うことも自分が望んでいないのであれば、その道を選ばない人生となりました。

先に伝えておきますが、父を悪者にしているわけではありません。
私が勝手に父に好かれようと、自分の気持ちを後回しにして生きてきただけなのですから。

どうして普通に生きられないのかと悩むこともありましたが、もうそれが「私」なのだと最近は思えるようになりました。そのおかげもあって、占いの仕事も、最近では漫画の仕事も楽しみながら思いっきりできています。

私が結婚して、そして占いに出会ったのが9年前。
それだけの月日が流れて、私は少しづつ自分の生き方を受け入れられるようになったのでした。
しかし自分のことは受け入れられても父への思いは、まだ燻ったままでした。

父は私の離婚時にこう言いました。
「俺の育て方が悪かったのか」と。
私はその言葉を忘れられずにいました。
言われてもう6年も経つのに。
それだけ私の中で、父が自分のせいで苦しんでいることを引きずっているんだと。

もちろん離婚の原因は父の育て方ではなく、私が自分のことを理解せずに結婚してしまったことや、当時の結婚相手と話し合いがちゃんとできていなかったことなどです。
しかし父の中では「自分の育て方」が悪かったのだと思ってしまったのです。
きっとそれは今まで私が色々失望させてしまった結果だと思います。

私は父に「ごめんなさい」と「ありがとう」の気持ちをたくさん持っていました。そしてそれをずっと私の中で抱えてきていました。



カウンセリングの中で、私は上記のことをゆか子さんに語っていました。
泣きながら、一生懸命に。
このことを語ると、すぐに泣いてしまうのは、きっとそれだけ私の中で大事な想いだからでしょう。

私はカウンセリングを通して、いかに自分が父のことが大好きなのかを知ることになりました。
元々好きなのはわかっていたのですが、やはり他者に語ることでわかることってありますね。
カウンセリングをしていく内に、私は今の想いを父に伝えることを決めました。
と言っても、さすがに直接では恥ずかしいので手紙でですが。

カウンセリングから1週間ほど経って、私は筆をとりました。
便箋で3枚。意外と短くまとまって書けて驚きました。
やってみないとわからないものです。
ただ、たった3枚ですが、書き上げるのには1時間以上かかりました。
書いてる途中ですぐ泣いてしまうからです。
自分の中の想いを外に出すという作業は、自分の深淵に繋がるもので、うまく言えませんがすごく心が震えてしまうものだと感じました。

手紙は最近私が描きあげた漫画本と一緒に数日前に発送しました。
そろそろ届く頃だとは思うのですが…どういう反応があるのか想像もできません。
もしかしたら「そんな風に思ってなんかいなかったよ!」と怒るかもしれません。でもそれでも伝えないよりは良いと思ってます。
身勝手な話かもしれませんが、私は父が元気な内に自分の中の「ごめんなさい」と「ありがとう」を伝えたかったのですから。

父に嫌われたくなくて、自分が我慢して生活するのはもうやめました。
その決心の行動だったと思います。

カウンセリングを受けるまでは、自分の想いになんとなく蓋をしていました。
しかしカウンセリングを受けて、自分の想いを言葉にして私は今の自分の気持ちをハッキリと自覚しました。

「父親のことが大好き」
「でも父親の望む人生を歩むわけではない」
「自分で自分の人生に責任を持って生きていく」
それが今の私です。


この気持ちに気づかせてくれ、父に自分の想いを伝えるきっかけをくださったゆか子さんのカウンセリングには感謝しかありません。ありがとうございました。
ゆか子さんは私より私の父と年齢が近いことや、ご家族が大好きなこと、そして優しい柔らかな雰囲気を持っているからこそお話ができたんじゃないかと思っています。
誰に相談するかって本当に大事ですね。

ゆか子さんのカウンセリングでは、必要に応じて歌も歌ってくれます。
私の相談内容に合ったもので歌っていただきました。
それはそれは素敵な曲でしたよ。
何を選曲していただいたかは…私の中に留めておきたいと思います。
どんな曲が来るかは、人それぞれ違うので受けられる方のお楽しみということで。

心理カウンセラー、ソプラノ、アマデウス音楽院事務局の植田ゆか子さんのブログはこちら↓
https://ameblo.jp/yukakonokobeya/


ここまでお読みいただきありがとうございました。
読み返すと「どんだけ父親のこと好きやねん」という内容でしかないですね笑

ここを読んでいる方で、大好きな人への「ごめんなさい」や「ありがとう」を伝えられてないなと感じている方は、よかったら勇気を出して伝えてみてください。
出さなくてもいいので、手紙を書いてみるのもいいと思います。
自分の大事な想いに気づけますから。
自分の想いを見つめることは、自分の生き方を見つめることに繋がります。
自分の生き方を見つめて、また明日から楽しく過ごしていきましょ。

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