【日本神話⑧】国譲り がっぷり四つ
出雲国で高天原の建御雷男神(タケミカヅチノオカミ)らに「国譲り」を迫られた大国主命(オオクニヌシノミコト)は、事代主神(コトシロヌシノカミ)に相談した後、国を譲ることに決めました。日本書記では聖なる矛を渡してあっさり終わるのですが、古事記ではオオクニヌシの子・建御名方神(タケミナカタノカミ)が高天原側に抵抗しました。
国譲りに納得しないタケミナカタは、タケミカヅチに対して力比べを挑みます。これが相撲の起源ともいわれています。タケミナカタが腕を取ると、タケミカヅチは腕を氷