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日本神話の旅~神々の時代

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日本神話の舞台を旅した記録の前半です。
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記事一覧

【日本神話⑪】海の神と黒歴史あり

 海神の国から戻って兄・海幸彦(海佐知毘古=ウミサチヒコ=火照命=ホデリノミコト)を屈服…

0nigiri.jo
4週間前
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【日本神話⑪】海の神と竜宮への道

 邇邇芸命(ニニギノミコト)の妻・木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)は、業火の中で火照命(…

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1か月前
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【日本神話⑩】山の神と命は短し

 木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)に結婚を申し込んだ邇邇芸命(ニニギノミコト)でしたが、…

0nigiri.jo
1か月前
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【日本神話⑩】山の神と恋せよ乙女

 高天原から地上の「高千穂」へ降臨した邇邇芸命(ニニギノミコト)は、そこに宮を建てて暮ら…

0nigiri.jo
1か月前
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【日本神話⑨】天孫降臨 灰にまみれて

 天照大神(アマテラスオオミカミ)の孫・邇邇芸命(ニニギニミコト)が高天原から地上の中津…

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1か月前
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【日本神話⑨】天孫降臨 日向の秘境

 高天原側から「国譲り」を迫られた地上の中津国・出雲の大国主命(オオクニヌシノミコト)は…

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1か月前
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【日本神話⑧】国譲り がっぷり四つ

 出雲国で高天原の建御雷男神(タケミカヅチノオカミ)らに「国譲り」を迫られた大国主命(オオクニヌシノミコト)は、事代主神(コトシロヌシノカミ)に相談した後、国を譲ることに決めました。日本書記では聖なる矛を渡してあっさり終わるのですが、古事記ではオオクニヌシの子・建御名方神(タケミナカタノカミ)が高天原側に抵抗しました。  国譲りに納得しないタケミナカタは、タケミカヅチに対して力比べを挑みます。これが相撲の起源ともいわれています。タケミナカタが腕を取ると、タケミカヅチは腕を氷

【日本神話⑧】国譲り 剣豪の社

 前回の「国譲り」では、武神・建御雷之男神(タケミカヅチノオカミ)について、茨城県の鹿島…

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1か月前
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【日本神話⑧】国譲り 雷さま来襲

 数々の試練を乗り越えた大国主命(オオクニヌシノミコト)により、かつては葦だらけだった土…

0nigiri.jo
1か月前
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【日本神話⑦】俺 出雲大社へ行く

 八十神による陰謀や黄泉国のスサノオの試練を乗り越え、須勢理毘売(スセリビメ)を連れて地…

0nigiri.jo
1か月前
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【日本神話⑥】白兎と恋の試練

 ヤマタノオロチ退治後、日本神話(出雲神話)では、スサノオとクシナダヒメの子(または子孫…

0nigiri.jo
1か月前
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【日本神話⑤】八雲立つ出雲へ

 八岐大蛇を退治したスサノオは、クシナダヒメと結婚して、出雲国に身を落ち着けました。島根…

0nigiri.jo
2か月前
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【日本神話⑤】八岐大蛇 現る

 高天原で大暴れした須佐之男命(スサノオノミコト)は、地上の国へと追放されてしまいました…

0nigiri.jo
2か月前
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【日本神話④】月読は離島におわす

 天照大神(アマテラスオオミカミ)、須佐之男命(スサノオノミコト)と並ぶ3貴神の月読命(月夜見=ツクヨミノミコト)ですが、古事記、日本書記での物語は多くありません。私が全国各地を旅した際、九州北部の離島で「発祥地」を見つけました。  ツクヨミの社は伊勢や京都など各地にあるのですが、それらは壱岐の元社から分霊されたものだそうです。現地の案内看板に興味深い記述がありました。  興味深いのが後半の記述で「壱岐の領主・忍見宿祢(おしみのすくね)が487年、月読神社を分霊して壱岐か