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日生李日和
2022年11月14日 23:08
僕はなりたいその夜になりたいのだ比喩だとか擬人化とかそんな小さな事は置いといて君達が共に過ごすあの寒空の夜に僕はなりたい
2022年11月17日 15:21
コンビニでなんとなくいつもとは違った番号を呟いたひと吸いで いつも が恋しくなってしまった残り19本ただ火をつけた煙はゆらゆらと踊っている君の手のひらの上で昨日やっと残り2本になってしまった今朝の番号はいつもどおりで何となくきみの名前を呟いたただ煙に巻かれた日々はだらだらと過ぎ去っている君の手のひらの上でいつしか他の誰かとみたドラマ言葉をコピー&ペーストして君に気
2022年11月17日 15:28
誰かが置いた小石デザイナーのパッケージあの日のライターにいつもの煙草予報から逃れた分厚い雲果てしなく昔からある山と今日だけの波の音吐いた煙は粒子となって君の体内へと溶け込んでいく
2022年11月21日 23:56
ギリギリにお互いの輪郭を保っているそんな二人触れ合っている面積よりも溶け合っていたい甘いなんかよりも苦くありたい君の甘さを足して二で溶けてちょうどギリギリ輪郭はうっすらと残って二人は一人じゃなくいられる君になりたいわけじゃないけれど溶けた分だけ君をくださいチョコレート
2022年10月20日 00:40
朝の埼京線はなんだか薄紫がかっているいつも乗る横浜線とは違い少しヤンチャそうな若者と携帯から漏れる音を気にしないおばさんが入り乱れている紫陽花も咲いていないのにそんな季節でもないのに紫陽花の香りがした不思議なくらいに世界は丸いんだよと誰かが言っていたあれは地元の公園によく居るお爺さんだったろうかそれとも一昨日スーパーで偶然に再開した飲んだくれ
2022年11月4日 01:57
優雅に歩くこともできるけれどしなやかに飛び越えることも容易いけれどうずくまって君を見つめる去年のこのころは君たちを見つめていたするとしゃがんで何やら話しかけてくる「目をえぐり出したい」「それほどに美しい瞳」「それを宝石として売ったなら」しばらくすると何か納得したように「生きているからなのか」「命と瞳その輝きなのか」思い立ったように過ぎ
2022年11月7日 00:11
愛してる愛を伝えるのに彼女達は言葉のような何かを纏った温度のようなものを用いたただ抱きしめるたったそれだけでも愛を伝えられるような気がした夢みてる夢を語るにも少年たちは言葉ような何か孕んだ眼差しのようなものを使ったひたすらに走ったその足跡が夢の骨格を形成しているような気もするそして綴った愛や夢のような形のない光だけを通して自分を映し出す窓は明かりを消した